新型BMW X2にはSUVとハッチバックの間という新しい走りの価値観がある
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:BMWジャパン
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実際の走りはどんな感じだったのか? これは正直、ドライバーズシートに収まっている限り「SUVであることを感じさせない、ハッチバック的なもの」と記すのがもっとも適切な表現だろう。
運転姿勢も1シリーズよりはアップライトで、X1よりは足を投げ出す感覚。抽象的な言い方だが不思議としっくりとする乗車感覚だともいえる。試乗車のMスポーツXは、シートがスポーティな形状ということも相まって、楽チンなドラポジながらもドライビングを意識できて楽しい。
実際に走っても、X1よりは確実に引き締まったキビキビ系のハンドリングをもっている。Mスポーツということもあって、カーブを曲がる際も押さえが効いて安定感が高い。4WDという駆動方式を意識させない回頭性の素直さも感じる。
驚いたのは走り出しで感じた乗り心地の良さで、19インチという大径のタイヤを履くにも関わらず、X1より乗り心地が滑らかなほど。もちろん様々な路面を試すと、さすがに19インチ故の段差通過や荒れた路面でのバネ下の重さ、揺すられ感はあった。それでも、これほどの乗り心地を実現してきた点は高く評価できる。乗っているとSUVであることを忘れる、新しい乗車感覚だった。
X2が日本上陸を果たしたらあなたはハッチバック的と見るかSUV的と見るか、はたまた僕と同じように不思議な感覚を覚えるのか? ここには個人差があるので、興味深いところだ。とはいえ、僕のライフスタイルならば、やはりX1を買うだろう。僕の場合は、ロードバイク等を積んで使うことが多いので、やはりラゲッジそのものの容量や開口部の大きさを重視したいのだ。
しかし、荷物も積む、クルマに走りの気持ち良さの要素もほしいという向きには、X2はぴったりだろう。それなりに荷物を積載できるし、走りは確実にX1よりもスポーティでキビキビとしている。それにX2なら、見た目も走りもこれまでの枠に収まらない存在感がある。僕のような中年よりももっと若々しいユーザーの、新たな価値観に素直に入っていく存在であるようにも感じるのだ。
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