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ウリは静粛性や乗り心地。グッドイヤーの「E-Grip」シリーズに新作が登場

ノイズの特性を踏まえて効果的に改良

タイヤの快適性を謳う上で考えられるネガティブな要素とは何か。それは「騒音」や「振動」、そして「乗り心地」だろう。まず騒音面でこれを考えると、タイヤが音を発生させる原因として「パターンノイズ」と「ロードノイズ」がある。パターンノイズとは文字通り、トレッドパターンが作り出す騒音。そしてなぜこれが発生するのかといえば、トレッドパターンによってできた路面とタイヤの間の空間に、走行風が入り込むからである。

たとえばタイヤ外周に渡って与えられる主溝を思い浮かべて欲しい。タイヤを真正面から見るとこの主溝は、トンネルのような形になる。そしてそこを空気が高速で通過すると、音が発生する(気柱共鳴音)。また路面からの入力でタイヤが変形すれば空気の経路が絞られて流速が変わり、その音色も変わる。トレッド内でパターンが完結している場合はそこに空気が溜まって圧縮炸裂音となり、トレッド内からタイヤの両脇や主溝に向かって排水溝が切られていれば、押し出される音がする。

こうしてタイヤの騒音は発生するわけだが、そもそもこの音がなぜ発生するのかといえば、タイヤにはウェット用の溝があるからなのだ。つまり雨が降ってその溝を水が流れれば、そもそも空気の入る余地は少なくなってしまうのである。また水しぶきの音の方が、パターンノイズより大きい場合が多い。

ともあれこうした騒音への対策としてE-Grip Comfortは、4本ある主溝のうち外側2本に、空気をショルダー方向へと導く「ノイズ抑制グルーブ」を設けてパターンノイズを抑制。またタイヤが路面を打ち付けることで発生するロードノイズを抑えるために、ショルダー部分のブロックピッチを69から78へと、13%増やしている。

これを数値で表すと、パターンノイズは28%、ロードノイズは7%、通過騒音は1.0㏈(デシベル)低減されることになる。また別日にドライ路面の条件で試乗した編集部員にこれを確認すると、耳に届くノイズは、通常の路面もさることながら特にすり減った路面で格段に少なくなっていたという。

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