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エクリプスクロスに国内で初乗り。スタイリッシュな見た目に三菱らしさを搭載

新開発パワートレインのフィーリングも上々

コースに出て走らせて見よう。しゃがみこんで乗り込むでもなく、よじ登るでもなく、ただ車内へ向かって身体をスライドさせればいつの間にか座っているちょうどよい高さの座面。視界は良好。ステアリングホイールとシートの調整機構のトラベル量も十分ある。これならだれでも快適なポジションを得られるはずだ。ルームミラー越しに後ろを確認した際、上下に2分割されたハッチガラスによってかなり下の方まで視認できたことに感心した。見た目はチャラいがなかなか真面目につくってある。

直噴とポート噴射を使い分けるタイプの1.5リッターターボは非常に力強い。テストしたのは厳密に言うとプロトタイプのため、パワースペックはまだ明らかにされていないが、欧州仕様の最高出力120kW/5500rpm、最大トルク250Nm/1800-4500rpmから変わらないはず。今風の低回転域からグイグイ加速する性格であり、不満はない。RVRが積む1.8リッター、アウトランダーが積む2リッターおよび2.4リッターといった三菱のどの自然吸気エンジンよりも確実にパワフルで魅力あるエンジンだった。

CVTはあえて段付きATが変速しているかのような制御を入れることで、回転数が一定なのに車速が上がっていくことでドライバーが抱く違和感を軽減させている。これなら後から出るディーゼルを待たずとも、気に入れば買ってよいのではないか。きっとディーゼルのほうが高いわけだし。

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