新型Sクラスセダンはベタ褒めせざるを得ない出来栄えだった
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:メルセデス・ベンツ日本
それでは走りについてはどうなのかと言えば、こちらもしっかり洗練度に磨きがかけられていた。まず試乗したのは「メルセデス-AMG S63 4MATIC+」。最高出力612psのV型8気筒4.0L直噴ツインターボエンジン(気筒休止付き)、AMGスピードシフトMCT 9速トランスミッション、前後トルク配分可変式4WDシステムを採用と、パワートレインは完全に一新されている。
もちろん飛ばせば猛烈に速いのだが、印象的だったのはむしろ日常域のドライバビリティの良さだった。1500rpm辺りから明確なトルクが感じられるようになり、まさに右足とタイヤが直結したかのようなリニアな加速を楽しむことができるのだ。
従来の5.5Lより2割以上も小さな排気量で、これは見事。もちろん、このダイレクト感はトルクコンバーターの代わりに電子制御式多板クラッチを用いたギアボックスのおかげでもあるだろう。
SPORT+モードにすれば排気音が一気に野太くなり、バックファイアも響く。個人的には好まないが、AMGユーザーにとってこれは譲れないポイントなのだそうだ。それでも「AMG E63 S 4MATIC+」などと較べれば走りは格段にジェントル。Sクラスに対する快適性、洗練度という期待を裏切ることはない。
乗り心地の上質さにも舌を巻いた。当然硬めではあるけれど、しなやかに路面をいなしていく様は、実に快適、そして心地良い。ボディ剛性が高まったようにすら感じられるのは、AIRマティックサスペンションのセットアップが格段に進んだからだろうか。乗っていて嫌な意味で引っかかるところが少しもなく、長時間のドライブも時に快適に、時に刺激的に楽しめた。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
藤原慎也、2026年にダカールラリー挑戦へ「自分史上最大のプロジェクト。果てしない過酷な道を走破したい」
マルチクラッシュ決着を突破したタイラー・レディックが今季初勝利。MJも現地で祝福/NASCAR第10戦
“6速MT”もある新型「トルネオ」!? SUV風デザインが超カッコイイ! 日本でも”最高にちょうどいい“「コンパクトミニバン」とは
ホンダアクセス、新型ヴェゼル用・純正アクセサリーを発売開始
これからの物流の要となる小型EVトラック普及の鍵! EV充電スポットが「小型EVトラック」にも開放された
横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着
スフィアライトから「純正LEDフォグパワーアップバルブ」が発売
明るい話題だけではやっていけない。メルセデスF1代表、終わらない苦戦から「チームが一歩踏み出す必要がある」
WRC育成2期生、初のターマック戦『クロアチア・ラリー』を完走。グラベルクルーとの連携も経験
どこがどう違う?ボルボの最新コンパクトEV「EX30」とレクサス「LBX」を徹底比較
日本で大人気の「軽自動車」なんで海外で売らないの? コンパクトで「燃費・性能」もバツグン! “高評価”でもメーカーが「輸出しない」理由とは
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身