大幅改良された新型フィット。4グレードに試乗してそれぞれの味を確かめた
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:篠原 晃一
あちらを立てればこちらが立たず。そんなコンパクトカーの難しさをスカッとさせてくれたのは、やっぱり「RS」だった。とにかくこのグレードは明朗快活、シャシーとエンジンの関係にバランスが取れており、走りに迷いがない。
足回りは高められたサス剛性に対してダンピング性能も高められ、張り感のある乗り味をもって小気味よく操舵に反応する。それでいて路面からの突き上げはきちんと吸収し、乗り心地も極めて爽やかである。ロールスピードは適度に俊敏で、高いGに対しては懐深くこのボディを支えきる。やや初期操舵に反応の過敏な一面があり、もう少しだけ直進安定性を上げて欲しいと感じたが、全体としては非常によくまとまっている。
対してエンジンは2000rpm程度の低い回転からでもしっかりトルクを引き出し、ノッキングすらしないで速度を上げて行く。そしてこれをカッチリとしたフィーリングの6速MTで引っ張れば、雑なバイブレーションなど一切ないままスカーン! と回っていく。ギア比がそれほどショートではないので6700rpmまでエンジンを回しきるのは難しいが、そこまでせずとも交通の流れはリードできる。
これこそマルチパーパスムーバーでも、走りの愉しさには一切妥協しないホンダの走りだろう。スポーツというと猫もしゃくしも「タイプR」を連呼するけれど、この日常域における気持ち良さこそがホンダの真骨頂。「RS」なんて名前を付けるから「レーシングスポーツじゃないのか!」と言われ「ロードセーリングです」なんて言い訳をしなければならないわけで、いっそのこと「SiR」にすればよいのに! とボクは思う。
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