マイナーチェンジしたレヴォーグとWRXはパフォーマンスや乗り心地にも手が入った
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:SUBARU
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残る2つのうち、まず「内外装のリフレッシュと使いやすさの向上」から見てみよう。第一にマイナーチェンジの定番であるフェイスリフトが実施された。レヴォーグはフロントグリルの下半分を囲うようにUの字型の造形があしらわれているが、それがよりワイドに。ヘッドランプ、フォグランプ、フロントグリルの意匠も変更された。全体的にシャープな印象になったが、すでに買ったオーナーに配慮した抑制的な変化にとどめている。
元々、レヴォーグは「レガシィやアウトバックは大きくなり過ぎだ」という国内のスバリストの切なる声を聞き、彼らの意をくんで開発したところ、スバリストから高評価を得ただけでなく、輸入車オーナーもけっこう乗り換えてヒットしたという経緯をもつクルマ。3年やそこらでガラリとスタイリングを変える必要はないのだろう。前後オーバーハングがどちらも同程度に長い点のみ、シャツもパンツも七分丈みたいな田舎くささを感じさせるが、それ以外は時間がたっても飽きない、よいデザインだと思う。
インテリアは“ベタッとしたシルバー塗装”だった部分の多くが“黒+金属調の縁取り”に置き換えられた。カーナビのディスプレイは拡大して8インチに。外装同様、驚くような変更はない。リアビューミラーが通常の鏡のみならず、カメラによる後方映像を映すこともできるようになった。日産の同様の装置よりもワイドな範囲を映す(画面は日産のほうが大きい)。精度は引き分け。ワゴンはラゲッジ上部まで荷物を積むことがままあるから便利だ。リアハッチ上部に設置したカメラの映像なので、車両直後の死角が減る。このほか、後席シートのフォールディングが従来の6:4分割可倒式から4:2:4分割可倒式になるなど、細かい点ではあるが、着実に使い勝手がよくなる変更が行われている。
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