さらに高性能&6速MTも復活。新型ポルシェ911 GT3はひとつの高みに到達した
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:ポルシェジャパン
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その晩、ポルシェAGエンジン開発マネージャーのトーマス・マダー氏に訊くと、冒頭の通り、エンジン内部に大幅に手が入れられていることが解った。クランクシャフトはメインベアリング径が拡大され、コンロッドベアリングの幅と厚みも増大。また潤滑系も、新しいオイルポンプの採用、クランクシャフト内部へ直接供給する新しいオイルラインが設定されている。高効率な潤滑によりオイル流量は40%以上もの低減が可能になり、フリクションが軽減された。
更に、油圧ラッシュアジャスターを廃してバルブ駆動をリジッド化しているのもトピック。これも当然、高回転化に寄与する。懸念される耐久性も、まったく問題ないという。
実はエンジンのこれら基本骨格は、ポルシェ カレラ カップで使われている911 GT3 Cup、更には純レーシングカーである911 RSR用のエンジンと、まったく同一なのだという。言い方を変えれば、純レーシングエンジンが新型911 GT3の心臓なのだ。
もちろん進化しているのはエンジンだけではない。新型911 GT3は、ラテラルエアブレードを備えた新しいフロントバンパー、スポイラーリップに、床下の整流、大型ディフューザーの搭載、20mm嵩上げされたリアウイングなどによって、Cd値を悪化させることなく最大ダウンフォースを20%増大させている。ラムエア吸気システム、リアリッドのカーボンヒンジや軽量ポリウレタンなどを用いたリアバンパーによる軽量化なども見所と言えるだろう。
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