BMW i3が航続距離大幅アップ。ドイツEV販売不振の特効薬になるか?
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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さて、肝心のドライビング・インプレッションであるが、エクステリアやインテリアのデザイン上の変化はほとんど見当たらない。もっとも大きな違いは私が選択したボディカラー「プロトニック・ブルー」は94Ah仕様の専用カラーという事ぐらいである。家具のようなインテリアも材質と仕上げが若干変わったかなと思うくらいで、ここでも外観同様に新旧の差は並べてみないと判らない。
走り出すと、もうEVでは慣れているはずの立ち上がりからの鋭い加速力に驚かされる。特に面白いのはドライビング・ポジションを含め、車高が1.58mとSUV並の高さであるにも関わらず、殆どロールをもせずにコーナーをスイスイとクリアして行くところだ。フルカーボン・ボディがもたらす驚くほど逞しい剛性による確かなステアフィールはハイライダー・スポーツカーと名付けてもおかしくないドライブ・フィールを提供する。同時に大きな開口部を持つ観音開きのドアが乗降性、実用性を高めており、260L(リアシートを倒せば1100L)のカーゴスペースも考慮するとシティカーとしても最適である。
結論を言えば、なによりも嬉しいのは最低でも200km、条件さえ許せば300kmは走れるという安心感である。それはバッテリーの改善から読み取れる確かな数字なのだ。この「確かさ」「安心感」がニューi3の魅力である。今から3年前の発売直後、60Ahバージョンで厳寒のドイツで田舎道を走っている時に、満充電でスタートしたはずなのに航続距離があっと言う間に二桁になってしまった時の心もとなさは今でも忘れられない。
この94Ah仕様であればこうした電欠におびえる事無く「ドライビング・プレジャー」を楽しむことができるだろう。
※1ユーロ=113円の概算値
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