新型プレミオ/アリオン、5ナンバーセダンの“延命”は社会的意義がある
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
マイチェンのキモは3つだ。顔つきの「最新のプチクラウン化」と「インテリアの更新」、そして「アドバンスドセーフティ(=セーフティセンスC)投入」である。
これまでプレミオとアリオンで明確にちがっていたフェイスデザインが、今回からグリル内部だけの差別化となったのはコスト圧縮の意味もあるだろう。まさに最新クラウン風にガバッと大きくなったグリル外周が、よく見るとクロームメッキではなくツヤのないアルミ調なのが、視覚的な質感にけっこう効いている。この辺の小技は、さすが巧妙だ。
内装の基本意匠は変わっていないが、センタークラスター加飾やカラー液晶内蔵メーターなどが今風になった。傾斜したパワーウィンドウスイッチ部をうねるようなガーニッシュで包み込むドアトリムのデザインは、カサばらない(=室内幅をギリギリまで拡大できる)のに高級感のあるうまいデザイン……と思ったら、ここはデビュー当時から変わっていなかった。ダッシュボードも分厚く柔らかなソフトパッドで、今の目で見ても、高級感はそれなりに健在である。
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