レグノの軽専用タイヤ「GRレジェーラ」試乗。性能面を徹底追求した異色の存在
掲載 更新 carview! 文:竹内 龍男/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:竹内 龍男/写真:小林 俊樹
ダイハツ・ムーヴとホンダN-BOXで155/65R14サイズのGRレジェーラを試乗した。スタートした瞬間、良路ではタイヤから侵入するノイズがほとんどないことに気づく。表面が荒れた路面では「サー」や「ザー」というロードノイズが聞こえるが、高めの周波数ですっきりしていた。比較用のエコピアEX20Cに乗り換えると低周波のこもり音や「ゴー」というロードノイズが聞こえる。一般的な軽自動車用タイヤから比べれば静かだが、音質はGRレジェーラの方が軽やかで疲れにくいだろう。ピッチノイズはエコピアEX20Cがわずかに聞こえる程度で、GRレジェーラは耳を澄ましてもほとんど聞こえない。
静粛性より印象的だったのは走りのしっかり感だ。60km/hぐらいの速度でも直進性の良さが実感できる。非対称形状の効果で、タイヤそのものがクルマのトーイン方向に働く内向きの力を発生し、直進性を高める。修正舵も少ない。コーナリングやレーンチェンジでは、パワーサイド構造のおかげで切れ遅れやロールが小さくスムーズだ。
軽自動車用タイヤとしては異例のしっかりした剛性を感じる。乗り心地は若干固めといえるが、当たりは丸く、タイヤの変形よりサスペンションを積極的に動かすタイプだ。
メーカーのテストではエコピアEX20C対比、ロードノイズが24%低減、耐摩耗寿命10%向上、ウエットブレーキは4%短縮しながら転がり抵抗を同等に抑えたという。軽自動車用タイヤはコスト最重視のモデルが多い中、GRレジェーラは性能面を徹底追求した異色の存在だ。摩耗したタイヤから履き替えた場合、その静粛性に驚くだろう。上級セダンから軽自動車に移行したダウンサイザーには最適。上質な走りを求めるドライバーにぜひ試してほしい。
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