アルト ワークスに試乗。走りの完成度やターボRSとの違いを詳細レポート
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一 6
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一 6
アルトワークスの動力性能は、そもそも軽最強の加速性能を誇っていたターボRSより明らかに鋭くなった。だが、この強烈なピックアップはトルクの上乗せだけでは説明できない。ワークスの5MTは専用レシオだが、従来のAGSより単純にローギアード化されているわけではない。具体的には1~4速がAGSより高く、トップの5速のみが低い。つまり、1~5速を全体でギュッと凝縮したクロスレシオになっていて、加速性能だけを取れば逆に不利なレシオなのだ。
となると、右足にわずかに力を込めるだけで身体をのけぞらせるピックアップは、エンジン制御とスロットル設定によるものだろう。とくにスロットルはこのエンジンと車重(FF車で670kg)にはちょっと極端なくらいの早開けで「ここまで過激でなくても……」と思ってしまった。
ちなみに、AGSのレシオはワークスとターボRSで共通。1~4速が低いAGSとワークス用エンジンの組み合わせなら……と考えると、純粋に動力性能を求める向きはあえてAGSを選ぶ意味もありそうだ。
待望の5MTでなにより感心したのは、シフトとクラッチの操作感と操作性である。レバーのタッチだけなら、S660やコペンのMTも負けないくらいに練られている。しかし、ワークスはステアリングから手を下ろしてピタリの位置にレバーがあり、その操作がコクっと決まり、ペダルもヒール&トゥがドンピシャ。さらにクラッチペダルの操作性とミートポイントが、シフトフィールと文句なしの統一感でまとめられているのだ。
このあたりも「よほどの好き者がやったんだろうな」と、開発担当者の顔を想像したくなる。左足を踏ん張るフットレストがないのが残念だが、ここはアルト自体の基本構造にもかかわる部分なので、さすがの好き者集団も手が出せなかったのだろう。
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