ベントレー“Speed”に試乗。名車コレクター涌井さんに聞くブランド論
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
今や現代のプレミアムスポーツのひとつとして完全に定着したベントレー・コンチネンタルGTシリーズには、通称「Speed Model」と呼ばれるハイパフォーマンス仕様が用意されている。
最初は2007年、初代コンチネンタルGTの時代にクーペ版のGT Speedが登場し、標準で560psを発揮していた6リッターW12気筒エンジンはプラス50psの610psを絞り出した。そしてSpeed Modelは翌08年には4ドアセダンのフライングスパーに、翌09年にはオープンモデルのGTCにも追加されたのだ。当然、人より少し上を求める好事家に好評だったからである。
それは現行の第2世代コンチネンタルGTシリーズにも受け継がれ、2012年にはクーペ版のGT Speedとオープン版のGT Speed コンバーチブルが登場し、当初は標準車プラス50psだったが、2014年モデルからプラス60psの635psという途方も無いパワーを持ちうるに至っている。フルタイム4WDモデルとはいえ、高級乗用車でこのスペックは破格だ。
そして今回パワーは変わらないものの、熟成されたコンチネンタルGT Speedの2015年モデルに乗ることになったわけで、そこでふとオザワはこの“Speed”という言葉が持つ意味を知りたくなったのであ~る。
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