ポルシェ マカン試乗、完璧への飽くなき挑戦
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
発売前には「ベイビーカイエン」という異名をとっていたマカン。事実、カイエンよりボディサイズはひとまわり小さいし、価格もグッと抑えられている。けれど、のっけから核心的なことを言ってしまえば、カイエンの弟分とか、ましてやカイエンより格下のモデルと考えるのは大間違いである。ケイマン/ボクスターが911にはない魅力を備えているのと同じように、マカンにもまたカイエンにはない魅力がぎっしりと詰まっているからだ。
それをもっとも端的に示しているのが「ポルシェの情熱とDNAが脈打つSUVのスポーツカー」というキャッチフレーズである。たとえSUVであっても、そこには脈々と受け継がれてきたスポーツカーメーカーの雄たるポルシェの思想が濃密に反映されているということだ。
スペックからも同じことが読み取れる。全長4680×全幅1925×全高1625mmというボディサイズは、カイエンと比べると165mm短く、15mm狭く、85mm低い。と書いてもピンとこないので表現を変えると、全長が3.5%短くなったのに対し、全幅減少は1%未満、全高にいたっては5%以上低くなっている。つまり、単にカイエンより小さいのではなく、よりワイドに、より低いフォルムをもっているのがマカンというわけだ。
重量にしても、2.1トン超えのカイエンに対し、マカンは1830kg~1980kgと全車2トン切り。スポーツカーにとって重量と重心高と縦横比(厳密にはホイールベース/トレッド比)は命のようなもの。ポルシェがマカンを「SUVのスポーツカー」と謳うのには、こんな背景がある。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
スズキの「4.4リッター“V6”搭載モデル」登場! 最高出力350馬力の“最強”仕様! スズキ最大エンジン搭載の「DF350AT」とは
トヨタ・ランクル250《先読み購入ガイド》
愛車の履歴書──Vol33.宅麻伸さん(後編)
ハースF1前代表のギュンター・シュタイナー、今度はF1マイアミGPのアンバサダーに! パドックの人気者は引く手数多
フォーミュラE 2024 Tokyo E-Prix 東京・有明ビッグサイトで搬入中のコースに潜入/3月27日
待望の母国レース、フォーミュラE東京E-Prixに挑む日産「まずはその迫力、音を好きになってもらいたい」
[15秒でわかる]メルセデスベンツ『ヴィジョンEQXX』…砂漠地帯でも高性能
VSRがGTWCアジア参戦体制を発表。1台はAmiとNijikoの女性オーナー率いる『ANR』とのコラボに
日産、フォーミュラEに2030年まで継続参戦 長期参戦で「Gen4」の開発をリード
あらゆる点で他車とはちがう超高級車──新型ロールス・ロイス スペクター試乗記
Kabuto:MotoGPでの装着率も年々増。サーキットから一般道までサポートするコレクション/2024春最新ヘルメット
メルセデス・ベンツが新型Eクラスにクロスオーバーモデル「E220d 4MATICオールテレイン」を追加
元祖高級ミニバン日産エルグランドが一部改良! アラウンドビューモニターなど標準装備に
ついに終了が正式予告された現行「GT-R」。次期型の運命は4つのパターンが考えられる!
ソフトトップから春の“そよ風”を フィアット 500Xに150台限定車
スバル ソルテラで550km長距離ドライブ 走りや充電…使って感じたあれやこれ
新型「キックス」に続き「ジューク」の日本導入に期待! 3年以内に電動モデルとして復活も!?
「ヴェゼル」がオフ顔の新グレード追加で「クロストレック」や「WR-V」の競合車になる!
次期「ハイエース」はこれでいいじゃん! 欧州トヨタの「プロエース」シリーズが色々イケてる
超高級ミニバン「レクサス LM」に待望の6人乗り! GW明け発売で予想価格は約1400万円
「アクア」が4月にマイチェン予定! ヤリスと差別化に向け上級移行。特別仕様車ラフィネも登場