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試乗記 2014.6.13 レポート:岡崎 五朗 / 写真:篠原 晃一

KTM クロスボウ&390 DUKE、6輪インプレ!

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X-BOW(クロスボウ)

ブランドや働く人々に流れるKTMの精神

なにはともあれ「READY TO RACE」なのだ、KTMというメーカーは。マーケティング、コミュニケーション、ブランディング、技術開発、そしてもちろん商品……すべてに「READY TO RACE」というスローガンが痛快なほど明快に貫かれている。

そしてもっとすごいのは、KTMで働いている人がみな「READY TO RACE」を地で行ってること。週末になればサーキットやオフロードコースに繰り出し、趣味であるレースに興じる。彼らに仕事とプライベートの垣根はない。自分が楽しいと感じたことを、より多くの人と共有したい。そんな願いが彼らのビジネスの原点であり、それは1954年に初の2輪車を送り出して以来、いささかも変わっていない。世界選手権モトクロスでの5連覇、ダカールラリーでの12連覇など、モータースポーツでの目覚ましい活躍も「READY TO RACE」を強く印象づける要素だ。

きわめて尖ったブランドでありながら、KTMはいまや世界70カ国で販売され、欧州ではBMWを凌ぐ販売台数を誇る世界有数の2輪車メーカーへと成長した。最大公約数狙いの無難なモノ作りを一貫して否定し続けてきたメーカーが大きな成功を収めているというのは、マーケティングやブランディング関係の仕事をしている人にとってはとても興味深いことだろう。焦点をギュッと絞り、自らの信じる道をブレずに歩み続け、その道を突き詰めれば、必ずやファンは付いてくるのだ。

今回紹介するX-BOW(クロスボウ)は、2輪車、とりわけオフロードバイクの世界で多くのファンをもつオーストリアのKTMが手がける初の4輪車だ。普通の感覚でいけば4輪車のほうが快適性を重視するものだが、そこはKTM。X-BOWにも「READY TO RACE」の精神が徹底されている。

試乗ステージ:都内近郊

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