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【まとめ】ニューヨークショー2014・国産編

【まとめ】ニューヨークショー2014・国産編

日産 ムラーノと中村史郎・常務執行役員チーフ・クリエイティブ・オフィサー

トヨタは米への貢献アピール、日産はムラーノ発表

そろそろ、本命のショー会場に話を移そう。メイン会場を入ってすぐのトヨタ・ブースでは、「カムリ」のフェイスリフトが発表されていた。クルマ好きにとって大きな話題ではないが、アナリストが集まるニューヨーク・ショーでは、トヨタのアメリカでの業績を占う「カムリ」の変更は注目の的だ。トヨタ側も、去年は40万8000台を販売し、累計で1020万台を販売したなど、トヨタの業績へのカムリの貢献を主張。累計販売のうち660万台が路上を走っていることでカムリの残価の高さを示唆。さらに、75%の部品を米国内で調達し、ケンタッキー州の工場では7000人のアメリカ人が生産に従事するなど、アメリカ経済への貢献も謳った。

トヨタに限らず、ニューヨークでは例年、日本車勢への注目度が高い。日産はミシシッピ工場で生産する「ムラーノ」の新型を発表。

2013年1月のデトロイト・ショーで発表したコンセプト、「レゾナンス」のイメージをしっかり受け継いだ外観だ。クロスオーバーSUVながら、車高を下げて、よりワイド&ローなフォルムとした。日本人の目には斬新に見えるが、このデザインはアメリカのメディアにはごく好評だった。コンセプトではハイブリッドを搭載していたが、市販モデルでは260psのV6ユニットを搭載。ただし、燃費は従来より17%向上している。

「フロントのVシェイプは日産の顔として、今後さらに強調していきます」と、日産・常務執行役員チーフクリエイティブオフィサーの中村史郎氏は語る。今後、セダンにもVシェイプを強調したフロントマスクが採用されそうだ。

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