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650Sでサーキット走行。MP4-12Cとの違いは?

オーガニックなスーパースポーツ

650Sのテストドライブは、スペイン・マラガのアスカリ・サーキットを中心に行われた。カーボン製の軽いガルウイングドアを跳ね上げてコックピットに乗り込む。エンジンは静かに始動するが、アイドル回転ではエンジンの振動がキャビンに侵入してこない。

マクラーレンのV8は排気干渉が少ないシングルプレーンを採用する。各バンクが180度ずつの等間隔で点火するので吹け上がりは良いが、エンジン全体としては振動が大きい。マクラーレンの非凡なところは、エンジンのマウントを工夫して、シングルプレーンでも静かでセレブなV8を実現していることだ。

回すと低めの音が楽しめるし、その加速力は半端じゃない。フルスロットルにするとまるでフォーミュラのF1に乗っているような感じで加速する。7速DCTを駆使すると0-100km/hはたった3秒。スポーツモードでシリンダーカットを試すと、シフトアップするたびに独特のサウンドを轟かせる。

プロアクティブ・シャシー・コントロールを採用したサスペンションはさらに極上。リアルスポーツカーであってもサスペンションはちゃんとストロークするし、町中から高速道路までとても快適だ。もちろん、ハンドリングは正確無比で狙ったラインをトレースできる。神経質なスーパースポーツではなく、人間の感覚にピッタリと寄り添う操縦性には驚く他はない。なにかオーガニックな感じがした。

助手席のインストラクターがトラックモードを許可してくれたので、高速ドリフトを試す。3速、150km/h前後でテールが流れても慌てないですむ。これなら富士スピードウェイの100Rや、鈴鹿の130Rを安心して攻めることができるだろう。

F1の技術をたっぷりと使ったMP4-12Cとチューンアップモデルの650Sは、マクラーレンの主軸となることは間違いない。650Sは電動リトラクタブルのスパイダーも用意されているので、オープンエアを楽しむことができる。私ならスパイダーをゲットするだろう。

関連記事:マクラーレン ラインアップに650Sを追加

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