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新型911GT3海外試乗 先代を大幅上回る速さ

先代GT3よりニュルで18秒速い7分25秒

世界中のスポーツカーファンが注目する今年の目玉はポルシェ911 GT3だ。新型カレラが大ヒットしているが、911シリーズの最終秘密兵器がGT3であることは間違いない。9月に発表される911ターボも同じような速さを誇るはずだが、ターボはむしろラグジュアリーな高級クーペというコンセプトを踏襲するはずなので、GT3こそリアルなスポーツカーとして注目されている。

ズバリ! ニュルブルクリンクのラップタイムをポルシェのアンバサダーであるヴァルター・ロール氏(元WRCチャンピオン)に聞いてみると、「7分25秒」と証言した。先代の997型GT3と比べるとなんと18秒も速くなっているではないか。

他のポルシェモデルと比べるとさらに明確にGT3の速さが分かる。数千万円もするスーパーカーのカレラGTは7分30秒、ターボエンジンを積む究極のリアルスポーツである997型GT2でも7分32秒だから、新型GT3の速さが光っているわけだ。この速さの秘密を明らかにすることが今回のレポートの一つの目的だ。そのカギとなる技術から見てみよう。

その前にどんな場所を走ってきたのか報告する。試乗会はポルシェの故郷であるバイザッハ近郊の丘陵地帯で行われた。アウトバーンをオーバー250km/hで走るよりも、ハンドルを切るのが楽しくなるワインディングで走ったほうが、GT3の本質が理解できる。このコース設定は大歓迎だ。

目の前に現れた新型GT3はターボやカレラ4と同じワイドボデイが与えられているので、997型よりも全長が長くなったように見える。低い車高とチタンカラーに塗られた20インチの軽量ホイールは精悍に見えるし、ホイールの内側に収まるPCCBの黄色いキャリパーは定位置という感じだ。その完成されたパッケージに「480psという強烈なパワーユニットがいったいどこに格納されているのか」と改めて疑いたくなる。やはりリヤエンジンのスポーツカーは孤高な存在だ。

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