新型911GT3海外試乗 先代を大幅上回る速さ
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ポルシェジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ポルシェジャパン
タイヤは先代のGT3よりも実用的な新開発の専用ラジアルで、グリップと摩耗がバランスしているからサーキットをたっぷりと走ることができる。先代のGT3用タイヤはウェットが苦手だったが、ウェット性能も無視できない。今回はミシュランとダンロップがGT3専用として承認されたが、ハンドリングはミシュランのほうが少し優れており、オールラウンドではダンロップがバランスが良いとのこと。試乗車はミシュランの「パイロットスポーツカップ2」を履いていた。
このタイヤ性能を生かすも殺すもサスペンション次第。GT3にはポルシェ初登場のアクティブに機能するリアサスのトーコントロール機能が備わっている。早い話が4WSだが、左右独立にアクチュエーターでトーコントロールアームを制御する。ブレーキングでは左右同時にトーインを向く。80年代に928で実用化したバイザッハアクスル(こちらはパッシブ式)の現代版だ。トー変化量は+-1.5度を最大とし、60km/h以上では同位相、それ以下では逆位相に可動する。パーキングスピードでは旋回半径が若干小さくなる。
わずか1.5度のトーインでもタイヤのコーナーリングパワーを存分に引き出すことができる。「200km/h以上でステアリングを切り込む超高速コーナーは抜群に速くなった」とヴァルター・ロールは語ってくれた。
今年で満14才となったGT3、その歴代オーナーを調べてみるとなんと80%のオーナーがサーキットを楽しんでいることが分かった。日本でも富士スピードウェイや鈴鹿サーキットではGT3は常連だ。速さと信頼性が重要なニーズだが、3ペダルから2ペダル(PDK)を採用したことでドライバーのミスは激減するだろう。速さと安全を手に入れた新型GT3の行く手を阻むライバルは見えてこない。安心してアドレナリンに浸るドライビングを楽しむことができるわけだ。
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