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新型Eクラス試乗 安全装備とエンジンが凄い

Eクラスに搭載された2つのキーテクノロジー

久しぶりにメルセデス・ベンツらしさを感じた。フルモデルチェンジではないが、新型Eクラスには数々の先進技術が搭載され、中身が大きく進化していたのである。驚いている場合ではない。メルセデスの最新技術にいったいどんな価値があるのか。解り易くレポートすることが今回の私のミッションだ。

新型Eクラスでは、2つのキーテクノロジーがスリーポインテッドスターに隠されている。1つ目は次期Sクラス用に開発が進められた最も進化した「ドライバーアシスト技術」。従来のプリセイフティをさらに使いやすく、リアルワールドでより高い効果を上げられるシステムに進化している。

最近日本でも「ぶつからないクルマ」の技術は大人気だが、本当にどこまで効果があるのか疑問が残る技術は少なくない。最終的には自動的に緊急ブレーキが介入するとしても、そこに至る過程で重要となる人間とコンピューターのインターフェースをもっと綿密に構築する必要があるのは明らかだ。最も難しい課題に、新しいメルセデスのドライバーアシスト技術は一つの回答を用意した。

2つ目はガソリンエンジンの進化だ。ダウンサイジングは勿論のこと、E250はなんと2リッター直噴ターボと希薄燃焼(リーンバーン)を両立した。エンジンオタクなら鳥肌が立つほどの快挙である。

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