MINI JCW 全モデルにAT追加。その走りは?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:篠原 晃一
最初に乗ったのはクラブマンだったが、クーパーSのエンジンと比べると、圧縮比が低いこともあって低回転域でのトルクは細いはずだが、少なくとも1名乗車で走るサーキットでそれを実感することはない。それよりもむしろ、ある程度以上回転が上がってからのレスポンスの鋭さと回転上昇の勢いのよさが印象的で、ATとはいえパワフルな加速感を愉しめる。
と同時に、エンジンがそれなりに抜けのいいエグゾーストノートを奏でるのも当方のクーパークラブマンと違うところだが、排気音を耳にする心地好さに関しては、当然ながらオープンにしたロードスターで走るときの方が一段と明確にエンジョイできた。
JCWは17インチ径のタイヤが標準で、試乗車はコンチネンタルのスポーツコンタクト3を履いていた。このタイヤ、ドライな路面はもちろんのこと、ウェットな部分でもそれなりにグリップするため、スロットルコントロールにさえ気を遣えば、サーキット走行もけっこう愉しむことができた。
それでいて、サスペンションも極度に硬い設定ではないため、サーキット周辺の一般道を走ってみても、乗り心地は充分許容の範囲にある。ただしオープンボディのロードスターは、クラブマンに比べるとタイヤからのショックをボディに振動として伝え易かったが。
というわけでJCW AT、たしかに爽快なパフォーマンスを味わえる一方で、クーパーSよりハイパワーなエンジンを搭載していることによるデメリットは、走りに関しては特に感じられなかった。ということは、予算に余裕があるならクーパーやクーパーSではなく、JCWのATを選ぶのも悪くはないだろうと思う。正直なところ、パワー的にはクーパーSはおろか122psのクーパーでも路上で不足を感じることは事実上皆無だけれど、ま、「JCW」というのは今や記号なので、そういう選択もアリなんだろうと思う。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
さよなら「ゾエ」! ルノーのEV先駆者を振り返る 後継は「5」 楽しい走りで電費は優秀
「911ターボ」登場から50年! 「911ダカール」と「タイカンGTS」と並んでポルシェの過去・現在・未来を表現したブースがおしゃれ
王者ミケリスが貫禄のポール・トゥ・ウイン。新たな僚友ジロラミも初勝利/TCRワールドツアー開幕戦
羽付き9X8のデビュー戦9位は「最大限の結果」とプジョー技術ボス。1周目の事故で損傷の94号車も完走
もはやガソリン車より便利に…? 高速道の「EV充電器」怒涛の増設! 魔の空白区間?―“出ていいよ”
全長5.7m級の「斬新トラック」実車公開! ド迫力“カクカク”デザイン×「全面ステンレス」ボディ採用! 「サイバートラック」を披露
1225馬力の新「ハイパーカー」欧州初上陸! 中国アイオン(AION)新型EV導入へ
ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
タイヤ装着前に信号が変わるミスが発生、クルーは転倒。ガスリーはピットストップの改善を誓う/F1第5戦
BYDが輸入車の聖地に新店舗オープン! EVバスも運行予定の目黒通りはBYD率が高まること必至です
「フェラーリは戦略以外のすべてで強い」と逆転勝利のトヨタ技術首脳。改善傾向のタイヤ摩耗も警戒
新しくもどこか懐かしい? 「愉しむためのBEV、時代が変わる予感」 ヒョンデ・アイオニック5N
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身
【軽トラ】スズキ「キャリイ」一部改良でオシャレ度アップ! 新色「デニムブルー」設定、安全性も向上
CX-80の新着フォト集&サイズ判明! アーティザンレッドもいいが、メルティングカッパーが凄い
2.0L幌ロードスター市販化へ前進!? マツダがS耐参戦体制を発表。開発を視野に入れた取り組みも