アウディQ3 国内試乗 ライバルへの強みは?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:篠原 晃一
言うなればそれは“ゴディバ作戦”。俺が勝手に師匠と呼ぶテリー伊藤さんの名言、「アウディはクルマのゴディバだ!」から取ったもので、要は見てくれやツブは小さくとも、見事に味やムード、満足感などのクオリティで他とは差を付けている。
実際、Q3のボディサイズは全長4385mm×全幅1830mm×全高1615mmとライバルに比べ、大きくはない。特に長さは、X1に比べ85mm短く、さらにアウディらしい均整の取れたエクステリアもあって、見た目は決して威圧的ではない。が、やっぱり乗ると圧倒的に“小さくても上質”なのだ。
それはアウディらしくLEDを多用したライト類もそうだが、やっぱりインテリアだろう。全体を覆う樹脂や金属パネルの質感が圧倒的に高い。樹脂はもちろんソフトパッドで、専門的にはチリや段差、つまりスキ間や合わせ目が見事にキレイにコントロールされている。
デザインもまたセダン系とはちと違うが、ことさらSUVらしくワイルドに走ったものではなく、ドライバーを包み込む有機的なエレガント路線で、スイッチ類のタッチがまたヤケに素晴らしい。マジなハナシ、上級車のA4やQ5と遜色ないレベルよ。
装備も充実で、自動で競り出てくる6.5インチのTFTナビモニターを始め、アウディ自慢のインターフェイス、MMIも最新世代で当たり前のようにブルートゥースでiPhoneと繋げるわ、こちらはオプションだが、BOSEサラウンドの音がまた良い。っていうかまあ、プレミアムとしてホント、スキがないと言いますか。
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