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パサートが肉食系に!? オールトラック海外試乗

日本導入グレードは、2.0L直噴ターボ×4MOTION

パサート オールトラックは2種類のガソリンエンジンと2種類のディーゼルエンジンをラインナップし、いずれもターボチャージャーを備える。直噴ターボにより、低回転域からトルクを発揮するのが狙い。これは、ゆとりある走行性能のみならず、オフロード性能やトーイング時に牽引力を発揮できる優位性がある。日本では、乗用車ライクなクルマで牽引する姿は滅多にお目にかかれないが、試乗ルートのオーストリア・エルマウ近郊では、実際にSUVで馬を牽引する姿も目にし、オールトラックがさまざまなライフスタイルに対応していることが窺えた。

さて、日本に導入されるのは、ガソリンエンジンの中でもパワフルなグレードである直噴2.0リッターターボエンジンに6速DSGが組み合わされ、4MOTIONを装備するモデル。最高出力155Kw(210ps)/5300~6200rpm、最大トルク280Nm/1700~5200rpmのパワースペックを持つ。

専用バンパーやホイールハウス、大きく張り出したサイドスカートを装備し、パサートヴァリアントに対し30mm車高が上がったルックスは、一見してタフさが感じられるが、けっして見かけ倒しではなく、オフロードでも走行可能なアプローチアングル、デパーチャーアングルも備わる。

インテリアは、パサートの上質感や装備は継承されつつも、よりスポーティイメージが強められている。

試乗のスタートポイントであるミュンヘン空港。今回の取材は10日間に渡る長旅だったが、パサート オールトラックのラゲッジスペースは、2人分の膨大な荷物をこともなく飲み込み、改めてスペース・ユーティリティの高さを実感する。

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