ダンロップ夏タイヤ、最速＆グッドバランス！

装着している『ル・マン 4』のタイヤサイズは215/45R17。

快適でありながら歯切れもいい 【ル・マン4】

さて、そんなル・マン4のファーストインプレッションは、案外シャープで軽快な乗り味を持っている、ということだ。コンフォート系タイヤと謳っているが、実際にはクルマが歯切れよく動く感じの軽快感や、ハイペースでクルマを走らせた時のタイヤの腰の強さがあり、走りと快適性のバランスの取れたタイヤに仕上がっている。じつは足回りのしっかりしたゴルフに履くとタイヤの横剛性が不足するのでは？ と危惧したのだが、いざ履いてみると全くそんな様子は見られず、むしろマッチングの良さが感じられた。

ノイズは、13％良くなったというほどの効果は初めは感じられなかった。表面の薄皮が硬いのか乗り心地が少々硬めで、ノイズも大きめなのだ。意識的にタイヤにストレスを加え、タイヤ表面の皮むきを行ってみると、タイヤの路面への当たりがマイルドになり、ノイズもぐっと少なくなるのが確認できた。丁寧にタイヤを摩耗させてやれば、静粛性はさらに良くなると思う。

転がり抵抗は確かに少ないようでゴルフの走りだしが明らかに軽く感じられたし、時速80kmで高速道路を走っているときのアクセルの踏み代が少なく、滑らかにタイヤが転がっていってくれるような感触があった。

それと同時に、安定感や安定性もある。これらは主にグリップの高さからくるもので、シリカの効いたグリップ性能が作り出しているのだろう。今回ウエット路面を試すことは出来なかったが、経験的に言ってウエットでのグリップ性能も期待できる。ウエットグリップbを取得した実力は、きちんと実際の路面でも反映されているはずだ。