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新型スイフト、国産コンパクトの危機を救う!?

拡大・軽量・剛性アップ

エンジンスタートは、今や全車がプッシュボタン式だ。軽快な音で火が入るエンジンは、全車が軽量で高効率な1.2リッター直4DOHCに統一されている。ここで、「MORE SWIFT」実現に大きく立ちはだかったものの正体を知る。やはりそれは、急激に強まった「環境性能」への要求だ。

整理しつつ考えると、まず新型スイフトは、主に衝突時の安全性や高速走行時の安定性を向上させるために、ボディサイズ拡大が必須だった。結果として全長が95mm伸び、内訳では衝突安全のために85mmを費やし、ホイールベースは40mm拡大で安定性をアップ。また15インチタイヤのモデル比で、前後トレッドもそれぞれ20mm/15mmアップとなっている。唯一、全高は先代同等を保っており、本当に必要最低限のサイズアップにとどめたことがわかる。

とはいえ、やはりその分の重量増を放っておくと、軽快なハンドリングにも燃費にも響いてしまう。しかしただ軽量化するだけでは、ヤワなクルマになりかねない。剛性は高めつつ、重量は絞る。その相反する目標をどうブレークスルーしたのか。それがよくわかる部分が、例えば前後の新設計アクスルである。

フロントはスタイビライザーとコイルスプリングの配置効率化でスタビライザーの剛性を30%もアップし、リヤはトーションビーム断面を二重構造として約25%の剛性アップ。リヤスタビライザー廃止で2kgを稼いだことなどで、ロールを抑えたキビキビとしたハンドリングを手に入れている。

その他にも、こうした攻防が各部で繰り広げられた結果、全体として2WDのCVT車では先代より10kg軽くなっているという。気になる燃費は、10・15モードで最高23.0km/リッター。新型スイフトと同じく副変速機構付きCVTを搭載し、その上アイドリングストップまで採用した新型マーチの26.0km/リッターには及ばないが、世界レベルで見れば優秀な燃費である。

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