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新型フーガに試乗…攻めたフラッグシップ!

オトナっぽいスポーツ性を

冒頭では内外装のつくり込み品質の高さについて触れたが、走りに関して言えば煮詰めはまだ粗い部分が散見される。フラッグシップらしいてんこもりのハイテクも、ネガに働いている部分がある。車線逸脱警報もいいが、それより素直に真っ直ぐ走るステアリングにしてほしい。

踏めば曲がるし切れば曲がるというのはいい。しかし高級車に求められるのは、その過程をいかに豊潤な時間として味わわせてくれるかではないかと思う。違和感のある動きもそうだし大きなロードノイズ、そして上下に煽られっぱなしの乗り心地も、このカテゴリーのサルーンとして見た場合、大いに物足りなさを募らせるポイントだ。確かに日産らしいとは思うしキャラクターも立っているが、個人的にはもう少しオトナっぽいスポーツ性を見せてほしかった。あるいは、これだけ電子デバイスを使うなら、快適性に貢献する部分でも活用する手はあったはずだ。

ちなみに新しいフーガではV型8気筒エンジン搭載車はラインナップされない。これはインフィニティ専用、つまり海外向けだけとなるということである。しかし今の日本の市場を見渡せば賢明な判断と言うべきだろう。それに悲観する必要なんて無い。今秋にはこのフーガ、いよいよハイブリッドモデルを追加する予定なのだから。

エンジンとギアボックスの間に電気モーターを挟み込み、その電気モーターの前後に2つのクラッチを持つ1モーター2クラッチ式のハイブリッドシステムは、機構的にはシンプルで、ドライビングフィールは既存のエンジン車の延長線上にありながら、モーター走行も可能であったりなどハイブリッドの恩恵をフルに受けることができる。この新しいパワートレインを得て、フーガがどう進化するかも早く体感してみたいところである。

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