さらに熟成! 4代目ゴルフ ヴァリアント試乗
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:河口 まなぶ/写真:小林 俊樹
2.0TSIスポーツラインは装備が充実しているだけでなく、タイヤ&アルミホイールも17インチと色気のある設定。これは以前のヴァリアントではトゥーマッチかな? と感じたものだが、改めてこの新しいヴァリアントで試すと乗り味にまろやかさが増しているのが判るのだ。
さらに登場当初のゴルフ・ヴァリアントの同エンジン搭載車でたまに感じたような、ドライブトレーンのぎこちなさもすっかり解消されている。とにかくアクセルを踏むと滑らかにエンジンが回り、伸びやかに力が生まれてくる。その様に改めてホレボレとする。
先にもパワーは十分過ぎるほど、と書いた通り、普段使いでのアクセル開度は極めて小さい。低速から十分なトルクを生み出すこのエンジンは、それこそ2000回転も回せば十分に走れてしまう。そして知的な制御を行う6速DSGによって、街中の50km/h程度でも6速で走れてしまうのが凄い。
ちなみに今回、ゴルフ・ヴァリアントを数日間借りて試乗したが、燃費も10・15モードを軽く上回った。特に東京・三鷹の家から千葉の木更津まで走った時には、若干エコランを意識して走ってみたが、車載の燃費計が示した数値は実に15.5km/L。さらに木更津から都内までの帰路では、16.8km/Lと、1.4TSIのカタログ値と同じ数値が出たほどだった。パワフルさでは十分以上といえる2.0TSIでこの数値。1.4TSIならば、動力性能的には適度でさらに燃費値は伸びることは明らかだ。
しかも大切なのは、そうして走ったときに何ら我慢をしていない、という点でここがハイブリッドとは大きく違う気がする。なぜならばハイブリッドの場合、もともと燃費がいいにも関わらずアクセルを踏む時にエコの意識が生まれる。それはそれで悪いことではないのだが、ゴルフ・ヴァリアントの場合、そこまで意識せずに素直に走れてこの数値が生まれるのだ。その意味では真に使えるエコがここにあると思えた。しかも2.0TSIは、踏めばGTI勝りの走りさえ生み出すのだから。
乗り味のまろやかさに加え、不思議と静粛性も高まっていると感じるゴルフ・ヴァリアント。わずか2年にしての見た目のチェンジだけでなく、そこにはきっちりと2年分の進化が反映されていたことを確認できたのだった。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
遂に試乗!原点回帰のランクル新型「250シリーズ」。「300」、「70(ナナマル)」、先代もイッキ乗り!!
フェラーリが大型スポンサー契約締結! 米テクノロジー大手とのタッグでチーム名も『スクーデリア・フェラーリ HP』に
渋滞40kmも!? 関越道「イライラGW渋滞」今年はいつが酷いのか 「穴場の時間帯」知ればストレス全然違う!? 鬼門の「高坂SA」の状況は
あの「ハチハチ」を再現!! ホンダ「NSR250R」が1/12スケール完成品モデルで新登場
アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
スバル、レガシィセダンの生産を2025年春に終了 セダンはWRXのみのラインアップへ
三菱ふそう、キャリアカー仕様のeキャンター新型など展示予定…ジャパントラックショー2024
フェイスリフトされた新型「アウディ A3」をテスト&徹底チェック!第4世代A3の性能と評価は?
いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ
新型ヴェゼルがビッグマイナー! 新グレードも!
やっぱりダイハツ不正の影響は大きい! 2023年度の新車販売台数ランキング「盤石のクルマ」と「急落したクルマ」
レッドブルF1、注目集まる2025年ドライバーラインアップ決定は”シーズン終盤”に「我々は今のペアで満足」
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身
【軽トラ】スズキ「キャリイ」一部改良でオシャレ度アップ! 新色「デニムブルー」設定、安全性も向上
CX-80の新着フォト集&サイズ判明! アーティザンレッドもいいが、メルティングカッパーが凄い