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試乗記 2009.12.1 レポート:九島 辰也 / 写真:ベントレー モーターズ ジャパン

究極のベントレー、スーパースポーツに試乗!

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至高の走りに思わず頬が緩む

さてさて、それでは実際の走りだが、スーパースポーツを街中で走らせても正直それほど感動はない。フェラーリやランボ、それにブガッティ・ヴェイロンを走らせたときもそうだが、あり余るパワーを体感するのは難しいからだ。それでも発進加速とアクセルに対するピックアップには、思わず頬が緩む。クルマを操る感は強く、中間加速でのGフォースもいい感じに伝わる。この辺は20psのパワーアップというより、軽量化の勝利といったところだ。そしてスーパースポーツはそのストッピングパワーに驚かされる。しかもアウディR8・V10のように踏みしろなくガツンと効くのではなく、GTカー的な扱いやすさを残すのが彼ららしい。

では、サーキットではどうかというと、まさに本領発揮といったところ。直線では距離的な問題から220km/hがMAXだったが、そこからのブレーキングと回頭性がじつに楽しい。バネ下で30kg減量した足は、軽いフットワークで鼻先を思った方向へ向ける。で、今回思わず前のめりになったのはコーナーでの挙動。じつは前後のトルク配分が40:60になったことで、若干ではあるがFRっぽい動きを見せる。微妙にお尻が出る感じがたまらない。ただ、そんなことができるのも、電子デバイスのおかげであることに他ならない。進化したESPとトラクションコントロールが瞬時に作動し挙動を安定させ、さらにコーナー出口で機敏にトラクションを回復させる。要するにかなり安全なのである…。

なんて話はこのくらいにして、スーパースポーツの意義を考えると、こいつは2004年にリリースされたコンチネンタルGTシリーズの熟成版で、年数から考えてマイチェン前に位置すると思われる。その意味ではマイルストーンになると同時に、いまGTシリーズの60%がGTスピードだという事実を踏まえると、羨望の的になることは必至だろう。ライバルは「フェラーリ599」と「アストンDBS」。戦後生まれのイタリア車は置いといて、英国車の歴史を紐解くとベントレーが若干有利といったところだろうか。

試乗ステージ:スペイン・セビリア 車種:コンチネンタル スーパースポーツ

    全長×全幅×全高=4804mm×1945mm×1380mm
    ホイールベース=2745mm
    車両重量=2240kg
    駆動方式=AWD
    エンジン=6リッターW型12気筒DOHC・ツインターボチャージド
    最高出力=463kW(630ps)/6000rpm
    最大トルク=800Nm(81.6kg-m)/1700-5600rpm
    トランスミッション=6速AT
    車両本体価格=3150万円

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