新エンジン搭載!ケイマン&ボクスター試乗
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:齋藤 正
ひと足先に直噴エンジンとデュアルクラッチのPDKを手に入れた911に続き、ケイマン&ボクスターにもついに同様のシステムが与えられた。というわけで、最大の注目ポイントはなんといっても新しいパワートレーンになるのだが、グッとこらえてまずはエクステリアから見ていくことにしよう。
従来、ボクスターとケイマンはよく似た顔つきをもっていたが、ポルシェは今回の変更で両者の差別性をより明確化してきた。外観で変わったのはヘッドランプ、前後バンパー、テールランプ、テールパイプ。なかでも先代との識別ポイントとしていちばん目立つのがフロントバンパーまわりだ。ケイマンの場合、両端にあるサイドエアインテーク内側のラインが鋭角になり、その結果ノーズ部の形状がU字からV字シェイプに。ヘッドランプもカレラGTダブルチューブタイプを連想させる形状へと変更された。
一方、ボクスターにも新型ヘッドランプが与えられ、フロントバンパーも新しくなったが、ケイマンのようなV字シェイプにはなっていない。従来はフォグランプの形が最大の識別ポイントだった(ボクスターは四角、ケイマンは丸)が、新型はルームミラーに映った顔を瞬時に見るだけでケイマンかボクスターかを識別できる。よりスポーティで攻撃的になったケイマンに対し、ボクスターは優しげな表情をもっている…そんなイメージを受けた。
こうした外観上の違いに加え、ポルシェはパワートレーンにも差を付けてきた。従来はケイマン、ボクスターともに2.7リッターが245ps、3.2リッターが295psだったのに対し、新型は2.9リッターのケイマンが265ps、同ボクスターが255ps、直噴3.4リッターのケイマンが320ps、同ボクスターが310psと、それぞれ10psずつケイマンが上回るのだ。
もちろん、たった10psの違いに目くじらをたてる必要はない。動力性能云々というよりは、ケイマンのスポーツ性をより際だたせるための手段が10psの違いと考えるのが正解だ。ベースが同じなら、普通はオープンカーのほうが価格は張るもの。しかしボクスター&ケイマンの場合は逆で、ケイマンのほうが数十万円高い。この価格設定に対し、ポルシェは「われわれはパフォーマンスに価格を付けるのです」とコメントしているが、その考え方の正当性を明確化するためにも、10psの違いが必要だと判断したのだろう。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
ポルシェ新型パナメーラ ハイブリッド系3グレードの価格詳細発表と予約受注開始 全て右ハン
初開催のFE東京E-Prix、レース展開の予想は困難? ドライバーの駆け引きを想像すべし!
3月29日は「VWゴルフ」の誕生日! 生誕50年、おめでとう! 歴史的ベストセラー「ゴルフ」の歩みを振り返る
メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
フォーミュラEにとって、日本&東京は重要な市場。求めるは日本人ドライバーの参戦。ドッズCEO「佐藤琢磨に、再び参戦してもらおうか」
【MEISTER.F】電動キックボードやバランスボードがお買い得!「春の全力応援キャンペーン」を開催中
マツダが「スクラムバン」と「スクラムワゴン」の新型モデルを発売!さらに使える軽自動車へ進化
日産が“新”「エルグランド」発表! 超豪華「4人乗り仕様」もアリ! 価格は408万円から 何が変わった?
新型キックスはアンダー300万円+ガソリン仕様がなきゃダメ!! 日本仕様の課題は価格だけ?? 王者ヤリスクロスに勝つためにどうすりゃいいのか
930馬力の怪物はメルセデスAMG「S63 E」がベース。ブラバス「930」の0-100km/h加速は驚異の3.2秒!
【BMW CUSTOM FRONT-LINE 2024】ホイールブランドにおけるスペシャリストの最適解。「KELLENERS sport X-LINE(ケレナーズスポーツ エックスライン)」
レクサス・LBX:公道試乗で実力判明!
謎に包まれた次期「ワゴンR」は今年後半登場でコスパ戦略を維持。噂のBEV版はどうなる?
実力あるのに売れない「ステップワゴン」が大改良へ! 不調の本当の理由や必要な機能とは
【EV補助金に激震!】BYDやヒョンデは大幅不利に。国産は姉妹モデルで大差が付くケースも
【元祖高級ミニバン】日産エルグランド一部改良! アラウンドビューモニターなど標準装備に
ついに終了が正式予告された現行「GT-R」。次期型の運命は4つのパターンが考えられる!
ソフトトップから春の“そよ風”を フィアット 500Xに150台限定車
スバル ソルテラで550km長距離ドライブ 走りや充電…使って感じたあれやこれ
新型「キックス」に続き「ジューク」の日本導入に期待! 3年以内に電動モデルとして復活も!?
「ヴェゼル」がオフ顔の新グレード追加で「クロストレック」や「WR-V」の競合車になる!