テスト走行を前にしてニュルブルクリンクに近接した開発センターでG20の主な設計思想の説明を受ける筆者(左)。その隣りはドライビング・ダイナミクス開発部門スタッフのアルベルト・マイヤー、トーマス・ケーファーそしてヨース・ファン・アース
今秋、間も無く、いやもう少し正確には10月末までにBMW3シリーズのフルモデルチェンジが正式に発表される。1975 年の初代3シリーズ(E21)から数えて7世代目に当たる。現行モデル(F30)は2012年の登場だから、6年ぶり、まあ順当なタイミングだ。
開発コードG20と呼ばれるニューモデルは現在ニュルブルクリンク北コースで「炎の洗礼」と呼ばれる量産ゴーサイン直前の最終シャーシ・セッティング・テストが行われている。全長約21kmのニュルブルクリンク北コースはその過酷な条件ゆえにグリーンヘル(緑の地獄)と呼ばれている。
確かに150箇所以上のコーナーとアップダウンの続くこのコースだが、実はこう命名したのはレーシングドライバーのジャッキー・スチュワートだった。サーキット上の過酷な条件の他に、もし事故が起こった場合の緊急処置の問題もあった。つまりその全長ゆえに救急車の到着時間が問題だったのである。現在では、数台の救急車が、どの場所でも速やかに到達できるような最短アクセス緊急道路ができているのでこうした不安はなくなった。
さて、今回、私はこの北コースで行われていたテストの同行取材をすると同時に、この次期3シリーズ・プロトタイプ(正式には量産試作車)のステアリングを握ることを許されたのである。
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