新型「CLS」試乗。元祖ラグジュアリー4ドアクーペは年内に日本へ(修正あり)
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
“4ドアクーペ”というカテゴリーは2003年のフランクフルト・モーターショーで世界初公開された「ビジョン CLS」にまで遡る。そして2004年、当時のメルセデス・ベンツ開発担当副社長であったユルゲン・シュレンプが指揮を執って「クーペとセダンという2つの世界に虹を掛ける」とのスローガンで、「CLS」(開発コードC219)の発売がスタートした。このクロスオーバーモデルは大成功で、2011年に発表された2世代目(W218)と合わせてこれまでに37万5000台が販売されている。「BMW グランクーペ」、「アウディ A5」&「A7」、ラクシャリークラスでは「ポルシェ パナメーラ」や「アストンマーティン ラピード」と実に多くのメーカーに影響を与えたのである。
ちなみに開発担当のユルゲン・フッベルトはこのCLSの他に「マイバッハ」そして「SLR」を世に送り出したが、結局当たったのはこのCLSだけである。それでもメルセデス・ベンツでキャリアを全うした。野球のバッターでも3割3分3厘だから誰も文句は言えない。(ただし自動車業界はおそらくこれがギリギリの線だろう!)
さて、話をCLSに戻して、2世代目の登場から7年を迎えた今年、いよいよ3世代目が登場した。スタイルの上でなによりも歓迎すべきは先代のビジーなフロント、そして加飾的で無駄だったボディ・サイドのデザインが消え、非常にスッキリした事である。ニュー「Aクラス」にも採用された菱形変形ヘッドライト、それに呼応するリアライトも好印象を与えている。
同様に12.3インチサイズの最新デジタル・コクピットも現代の先端を行くデザインと機能を与えられており、コネクティビティやドライバーズ・アシスト・システムなどの利用を非常にイージーにしている。目新しいのは48V系のオンボード・パワーサプライシステムを搭載していることを表わすEQサインがタコメーター内に表示され、コースティングやブーストの状況を表示、ちょっぴりではあるが環境に貢献していることをドライバーに知らせる。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
衝撃! ”空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがレッドブル離脱か
インディカー初参戦のテオ・プルシェールが次戦も続投へ。「彼の戦い方に感銘を受けた」とチーム代表
粉っぽい空気に要注意!! クルマの健康寿命を縮める[粉]の正体と対処法
カブト、新グラフィックモデル『KAMUI-3 RIDGE』を追加。2024年4月から発売
ニッサン・フォーミュラE、伝統のモナコへ。連続する好成績に「チームの士気は高い」と監督も期待
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身