2020年から市販されるVWの電気自動車3兄弟に一気乗りする
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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試乗と撮影が行われたのはロサンゼルス市内サウス・グランド・ストリートにある近代建築で有名なウォルト・ディズニー・コンサートホール前だ。この通りは、交通巡査によって封鎖されており、我々が独占使用できるようになっていた。ハリウッドに近いこともあって、警官の手際は良く、通行人もこの種のイベントには慣れている様子が伺われる。そしておよそ500メートルの封鎖道路で3台、それぞれ別々に試乗する。もちろん周囲はスマホを持った人々の人垣ができ、我々はちょっとしたセレブ気分である。
まず、最初に説明しておかなければならないのだが、ここに並んだ3台は、ワンオフの貴重なショーカーで、試乗といっても、最高速度は時速45マイル(約70km/h)程度、急なコーナリングやブレーキは控えなければならなかった。
一時的に封鎖された道路の試乗のみで語れる事はあまり無いが、少なくともこの3台の差を大きく感じさせたのはドライビング・ポジションだ。I.D.は一番低く乗用車的、I.D.クロスはやや着座位置が高くクロスオーバー的なドライブ・フィールを持っていた。I.D.バズはもっとも高い着座位置で、ミニバンあるいはライトトラックのような雰囲気だ。
ドライビング・ポジションに関係なく、走行安定性は驚くほど高く、ステアリング操作に関わらずロールは殆ど感じられない。3台共に面白いほど(もちろん許容範囲内)のスピードでコーナーをクリア、あるいは車線変更を行う事が出来る。これはフォルクスワーゲンがBEVの為に専用開発したMEB(モジュラー・エレクトリック・プラットフォーム)のフロアに配置されたバッテリーによる低重心化が貢献している。
当日、参加したデザイナーのアイナー・カスティッリョはVWのEVデザインは基本的に一筆書きのようなワンモーションラインで、タイヤが四隅にあり、視覚的にも非常に安定した印象を与える。それが運転すると実体験として感じられるのがデザイナーとしては一番気に入っている点だと語った。さらにリアビュー・ミラーを止めてカメラに替えた時に、耳の無い顔のようで不安であったが、「アイアンマンにも耳が無かったので安心しました」と笑っていた。
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