来春登場する次期Aクラスは超ワイド画面やマッサージシートを装備する
掲載 更新 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office
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寄り道はこれくらいで、本題に戻ろう。ワークショップでまず明らかになったのは「MFA2」(2世代目のメルセデスのFFモジュラー・プラットフォーム)をベースにした、室内各部の空間拡大である。まずショルダー・ルームは前席が+9mm、後席が+22mm、肘幅は同じく前+35mmと後+36mm、ヘッドルームは前+7mmと後+8mmにそれぞれが広がっている。またトランクルームは現行モデルよりも29L増えて370Lが確保されている。また開口部は2分割されたテールライトのお陰で20cmワイドになった。加えてトランク床の長さも11.5cm伸びている。更にドアポケットには1.5Lのペットボトルが収納可能なポケットまで用意されている。
残念ながら今回、我々が遭遇した次期Aクラス(W177)は完璧にカムフラージュされ、さらには真っ暗な部屋に置かれていたためにデザインは推測するしかないが、数々のスクープ写真から判るように斜めに吊り上がった鋭角的な異型ヘッドライトの採用によってフロントの印象が現行モデルよりもずっとシャープになっている。
またボディサイドは上部のプレスラインがキャンセルされ、ワイドでスッキリした印象を与えている。スッキリと言えばA、BそしてCピラーがそれぞれ細くなり、さらにAピラーの根元を独占していたサイドミラーのステーがドアパネルに移動したことなどによってドライバーシートからの死角は10%減少している。
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