Cクラス第三のバリエーション、新型Cクラスクーペにスペインで試乗
掲載 更新 carview! 文:Kimura Office/写真:ダイムラーAG
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今回の試乗会では、ハイパフォーマンス・バージョンである「メルセデス-AMG C63 S クーペ」のステアリングも握る事ができた。まずはマラガ郊外にあるプライベート・サーキット「アスカリ・レース・リゾート」でのスポーツ走行だ。
AMG C63 Sクーペは、セダンのAMG C63 Sと同様に、最高出力375kW(510ps)/5500-6250rpm、最大トルク700Nm/1750-4500rpmの4.0リッターV8ツインターボを搭載し、7速シーケンシャル・トランスミッションのAMGスピードシフトMCTを介して後輪を駆動するハイパワーFRスポーツ・クーペである。カタログ上の性能は、0-100km/h加速が3.9秒、最高速度は250km/hに制限されるが、オプションのAMGドライバーズ・パッケージを選べば、290km/hまで引き上げられる。
1周5.425kmのアスカリのコースでは、パワートレインやシャシーのセッティングを切り替えるAMGダイナミック・セレクトをレース・モードにし、ESPを若干のスライドを許容する「ESPスポーツ」に入れた状態で、AMG GT Sの先導でコースイン。わずか5周と短い時間ではあったが、思う存分にそのダイナミックな走りを楽しむことができた。
通り雨が降った後で、コースはハーフウェットだったため、少しでもスロットル・ペダルを踏みすぎると、即座にリアがグリップを失うような状況だったが、アルミニウム製コンポーネントを多用した専用設計のサスペンションや、左右それぞれ25mm広げられたワイドトレッドを持ち、そしてオプションで用意される、フロントが255/35R19、リアは285/30R20のミシュラン・パイロット・スーパースポーツを装着したAMGバージョンは、カーボン製のエアロパーツを纏ったそのルックスに見合った、極めて俊敏でダイナミックな走りを披露した。
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