新型スマートに先行試乗。見た目も走りも刷新！

新型スマートに先行試乗。見た目も走りも刷新！

「ツイナミック」は期待して良い！ [4/6]

さて今回は、まず最高出力66kW（90ps）/5500rpm、最大トルク135Nm/2500rpmの0.9リッター3気筒ターボに5速MTを組み合わせた、フォーツーの66kW版に乗り込み、バルセロナの街中に繰り出した。

試乗車は16インチ・タイヤ（標準は15インチ）やスポーツシャシーが備わる仕様だったのだが、乗り心地が先代モデルから大幅に向上していると感じられた。さらに可変ギアレシオ・ステアリングにより、キビキビとしたハンドリングで、街乗りがとにかく楽しい。小回りも効くので狭い路地での取り回し性も抜群に優れていた。シティコミューターとしての魅力が飛躍的に高まっていることは明らかだ。

また今回はプロトタイプをごく短時間だけドライブできたのだが、来春に追加予定のデュアルクラッチ式6速ATのツイナミック（Twinamic）搭載モデルは、とても緻密に制御されており、発進加速も変速も極めてスムースであった。従来のロボタイズド6速MTに代えて採用されるこのツイナミックは、大いに期待して良さそうだ。