BMW 次期3 シリーズ 予想イラストもギリ出し
掲載 更新 carview!
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大きな成功を収めた現行BMW3シリーズも、気がつけば2005年のデビューから6年目。ついに「F30」と呼ばれる次期3シリーズのスクープが飛び込んできた。
流行の渦巻き模様カモフラージュが施されたテスト車輌は、上下をカットした楕円形ヘッドランプなど最新のデザイン要素を取り入れ、グッとモダンに進化しているものの、どこからどう見ても3シリーズであることが判る。現行モデルと比べると、スリムかつグラマラスな印象ではあるが、低く構えたプロポーションや短いリアオーバーハング、四隅に配置されたタイヤ、L字型リアコンビランプといった、E36からE46、そしてE90へと受け継がれたアイデンティティは健在だ。ちなみに全長は現行のE90より50mm程度長くなっているという。
パワーユニットは6気筒のほか、2.0リッター直4も設定。PSAと共同開発した小排気量ターボや、3気筒エンジンの搭載にも取り組んでいるという噂もある。アイドリングストップ機構や最新の回生ブレーキ技術も採用される見込みだ。トランスミッションも高効率な8速ATが用意される模様で、BMWが提唱するエフィシエントダイナミクスのさらなる進化が期待される。
装備面も大きく進化するようだ。新型5シリーズから多くの技術を取り入れ、歩行者検知機能を備えたナイトビジョンシステムやヘッドアップディスプレイ、レーンキープアシスト、パーキングアシスト、レーダークルーズコントロールなども用意される模様。メルセデス・ベンツCクラスやアウディA4、ボルボS60といったライバルを一気に突き放し、走りに加えて快適性や安全面でもクラスをリードする存在を目指す。
一部にはまもなく開幕するフランクフルトショーで、セダンがワールドプレミアとなると言われているが、真偽のほどは不明。もし発表されれば、2011年第3四半期または第4四半期に生産開始となる見込みだ。そのほかのバリエーションについては、既存のクーペとカブリオレ、ツーリングが2012年末までにデビューする見込み。カブリオレは現行モデルと同様にリトラクタブル・ハードトップとなる。また、5シリーズと同様に、4ドアクーペバージョンである“グランツーリスモ”も2013年第3四半期に登場すると言われている。
ハイパフォーマンスバージョンである次期M3は、2014年デビューとなる。発売までまだ時間があるが、すでにセダンのボディを使用してシャシーやコンポーネントのテストが行われているという。パワーユニットはV8ではなく、N54/55エンジンをベースにした直6“トリプルターボ”となるようだ。このエンジンは、コンベンショナルな2基のターボに加えて、電動ターボユニットを組み合わせたもので、450psという驚異的な最高出力を実現するという。
ちなみにM3は4ドア・セダンで、クーペはいよいよM4と呼ばれるかもしれない。そうなればM3、M4、M5そしてM6という名称も首尾一貫したものとなる。
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