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MINI史上最速、ジョンクーパーワークスGPの新型が発売。0-100km/hは5.2秒、最高速265km/h

ビー・エム・ダブリューは、MINI史上最速となる限定車「MINI John Cooper Works GP(ジョンクーパーワークス ジーピー)」の予約受付を開始すると発表した。

MINI 3ドアハッチのホットバージョン「ジョンクーパーワークス」を、サーキット向けにさらにチューンしたジョンクーパーワークスGPは、初代、2代目ともモデル末期に最終進化型として投入されてきた限定車。現行の3代目もデビューから6年が経ち、熟成が十分に進んだタイミングで最強版が追加される運びとなった。

パワーユニットは、10月に販売開始となった「クラブマン」および「クロスオーバー」のジョンクーパーワークスにも積まれる306馬力/450Nmの2.0L 直4ターボ。これは従来からラインナップされる3ドアハッチのジョンクーパーワークスに比べ75馬力/100Nmの上乗せとなり、軽量化や「クラブマン」「クロスオーバー」よりコンパクトなボディもあいまって、0-100km/h5.2秒、最高速265km/hと、ジョンクーパーワークスGPはMINI史上最速を達成している。

リアルスポーツと呼ぶにふさわしい走行性能を得るため、10mmローダウンされたサスペンションやスポーツブレーキを採用。エンジンマウントやフロントおよびリアのアクスルも再設計され、サーキット走行でのポテンシャルが徹底して高められている。カーボン剥き出しのホイールアーチカバーや、力強いサウンドを奏でるスポーツエギゾーストシステムを装備するのもアピールポイントだ。

サーキットへのこだわりはインテリアにもおよんでおり、リアシートは軽量化のため過去のGP同様、取り外されている。代わりにボディ剛性を高めるクロスバーがフロントシート後方に設置されている。専用デジタルメータークラスターが奢られるコクピットもダークカラーの仕立てで、レーシーな雰囲気。ステアリングホイールのスポークと助手席周りのインテリアトリムストリップなどに3Dプリンター製パーツを採用したのも新しい。

このジョンクーパーワークスGP、世界限定3,000台のうち240台が国内で販売され、価格は576万円。顧客へのデリバリーは2020年夏が予定されている。

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