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トヨタ、LAショーでRAV4のプラグインハイブリッド車「RAV4 プライム」を世界初披露

トヨタ自動車は米ロサンゼルスで11月22日に開幕するロサンゼルス・オートショーに、RAV4のプラグインハイブリッドモデルとなる「RAV4 プライム」を世界初披露すると明らかにした。同モデルは、日本では2020年夏の発売が予定されている。

このたび披露される「RAV4 プライム」は、今年4月に発売された新型RAV4をベースに、プラグインハイブリッドシステムを搭載したもの。既存のハイブリッドモデル同様、2.5リッターガソリンエンジンを使いつつ、よりパワフルなモーターと大容量のバッテリーを組み合わせ、電動比率を高めた。

システム最高出力は302hpを達成し、これはハイブリッド車を83hp上回る。0-96km/h加速は5.8秒と、こちらもハイブリッドをそれを2秒凌駕し、よりパワフルな走りが期待できる。

EV航続距離(モーターだけで走行できる距離)は最大62kmを達成しており、20km台圏内の移動であれば概ねEVとして往復できる計算だ。もちろんガソリンエンジンも併用したハイブリッド状態ではさらなる長距離の移動も可能で、EVに興味を持ちつつ、航続距離に不安を感じている向きには大きな魅力となりそうだ。

なお大型化したバッテリーは床下に搭載することで、RAV4と同様の室内空間を確保したことも特筆できるポイント。災害時などには、大容量バッテリーに蓄えた電気を最大1500Wの出力で給電することも可能で、こうした点にもプラグインハイブリッド車の強みが光る。

なお外観は、専用のフロントグリルやロアバンパーを採用しており、標準モデルとの差別化が図られている。内装は、ヘッドアップディスプレイや9インチディスプレイオーディオをRAV4として初めて採用するなど、装備もアップデイトされている。なお、今回登場したのは北米仕様で日本向けモデルと一部仕様が異なる可能性はある。

SUVカテゴリーでは、これまで「三菱アウトランダーPHEV」が、プラグインハイブリッドSUVとして手強い人気を誇ってきたが、いよいよトヨタから競合車種が登場する。RAV4人気にさらに火がつくことは間違いなさそうだ。

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