日産、国内導入の噂もあるコンパクトSUV「キックス」のコンセプトカーをSEMAショーに出展
掲載 更新 carview! 写真:日産自動車
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日産は米ラスベガスで開催されたSEMAショーに、コンパクトSUV「キックス」にチューニングを施したコンセプトカー「キックス ストリートスポーツ」を出展した。
キックスは、ジュークよりやや小さめのボディに、1.6リッター4気筒自然吸気エンジンを積んだ海外市場向けのコンパクトSUV。日本未導入ゆえ馴染みは薄いが、近い将来に国内導入されるとの噂もある。そのキックスをベースに、MAモータースポーツが日産のレース部門とコラボしてチューニングしたのがキックス ストリートスポーツだ。
両社は手始めにボディに大胆に手を入れ、オーバーサイズのフロントエアダム、リアルーフスポイラー、サイドスカートなどを装着。特徴的なフェンダーフレアは、245/45R17サイズのファルケン・アゼニスとVolk Racingホイールを収めるために、MAモータースポーツがワンオフで製作したもの。“スポーツ”というネーミングに恥じないハンドリングを得るため、サスペンションにはNISMOとオーリンズが共同開発したショックアブソーバーが採用されている。
さらにターボ化カスタムキットによりパワーユニットも強化。吊るしの1.6リッターNAにギャレット製GT2255ターボチャージャーを装着し、ECUも専用品に交換。さらにエキゾーストシステムもスポーツ走行に対応したNISMO製にアップグレードした。
インテリアも、軽量なカーボン製シートSparco SPXが採用されるなど、スポーツマインドを感じさせる雰囲気に。フィニッシュはボディ各所のラッピングと個性的なグラフィックでエッジの効いたルックスに仕立てあげた。
巨大なピックアップなどに囲まれても存在感を発揮するキックス ストリートスポーツ。ベースモデルの国内導入の実現を期待したくなる1台だ。
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