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両側スライドドアをもつカングー対抗ミニバン、プジョー リフターが日本上陸

プジョー・シトロエン・ジャポンは10月18日、欧州で商用車として販売される「パートナー」の乗用モデルである「リフター」の日本導入を発表しました。まずは来年後半に予定している正式導入に先立ち、1.5L直4ディーゼル搭載の「リフター デビューエディション」を先行発売。価格は336万円(消費税込)で、オンライン予約が19日から始まります。

SUVライクなデザイン、現実的なボディサイズ

2018年のジュネーブモーターショーで発表以来、日本でも多くの販売に関する問い合わせがあったというリフター。スライドドアを持つミドルクラスの現行輸入ミニバンはカングーの一択という状況の中で、人気のSUVライクなエクステリアや、全長4403×全幅1848×全高1878mmという現実的なボディサイズが注目を集めたと思われます。

エクステリアは、フロントグリル中央に配したライオンのエンブレムや、ヘッドライト中央を縦に走るLEDデイタイムランニングライト、リアではライオンの爪痕をモチーフとした3本のLEDラインのテールライトなど、新世代のプジョーデザインを採用。インテリアは、上下をフラットにしたコンパクトなステアリングホイール、その上から視認するメーター類、8インチのタッチパネルなどでi-Cockpit(アイコクピット)と呼ばれるシンプルな空間を構成しています。

リアゲートにガラス部分のみ開閉可能なハッチを装備

リアドアは両側ともスライドア(手動)で、リアシートは6:4の分割可倒式、荷室からの奥行きは5人乗り状態で1m、2人乗り状態で1.88m、助手席を倒せば最長2.7mの長尺物に対応します。荷室容量は5名乗車時でトノカバー下597L、2列目シートを倒した最大積載状態では2126Lと、現行プジョーで最大となる5008の1862Lを上回る容量に。リアゲートにはガラス部分のみを開閉できるハッチを備えることで、狭い場所での荷室へのアクセスを可能にしました。

また、トレイとしても使える電動サンシェード付きのパノラミックルーフ中央部や、リアシート頭上後方のシーリングボックスをはじめ、インストルメントパネル、センターコンソールなどのデッドスペースを極力なくすことで多彩な収納スペースを設け、ミニバンならではの利便性を向上させています。

悪路走破性を高める機能や運転支援システムも

パワートレーンは、1.5L直4ディーゼルターボ(最高出力130ps、最大トルク300Nm)と8速ATの組み合わせ。スノー、マッド、サンドなどのモード選択が可能なアドバンスドグリップコントロールも備わります。運転支援機能としては、30~180km/hで作動するアクティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)や、車両および歩行者を検知してドライバーが回避操作を行わない場合に自動ブレーキを作動させるアクティブセーフティブレーキのほか、レーンキープアシスト、ブラインドスポットモニターシステム、インテリジェントハイビームなどが装備されます。

なお、同タイミングでリフターの兄弟車となる「シトロエン ベルランゴ デビューエディション」(325万円)の導入を発表。スライドドアをもつ輸入ミニバンの選択肢が増え、クルマ好きなミニバン需要層にとっては嬉しい悩みとなりそうです。

【 ルノー カングーの情報 】
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ルノー カングーのカタログ情報
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