国産ステーションワゴン希望の星、熟成のスバル レヴォーグにさよなら試乗
掲載 更新 carview! 写真:SUBARU 8
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次は高速道路へ。本線への合流時、少し強めにアクセルを踏み込むと、エンジン音の高まりと加速が合致しないCVT特有のフィールが若干気になりますが、決して力不足というわけではなく、小気味よい加速で巡行速度まで引っ張ってくれます。そして、しっかりと路面を捉えて不安なく加速できる直進安定性は、グランドツーリングを標榜するスバル車の大きな特徴であることを改めて感じさせてくれるものでした。
0~約120km/hの車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でサポートするツーリングアシストはもはや熟成の域で、操作性や動作感が明快。白線の薄い箇所や曲率の高いコーナーなどでは制御から外れることもありますが、その際のドライバーへの伝達もわかりやすく、いやな唐突感はありませんでした。BMWや日産の市販車の一部にはより高度なシステムがすでに搭載されていますが、レヴォーグがモデル末期であることを考えると、現状では十分な運転支援機能に思えました。
実は今回、5代目レガシィにも1時間ほど試乗することができました。その際に感じた2台の方向性の違いを端的に言うと、力強さとスポーティな走りを体現した5代目レガシィに比べ、日常の快適性と走りを上手くバランスさせたのがレヴォーグという印象でした。際立ったスポーティさは無くとも、思いのほか快適な街乗りや、ツーリングアシストを用いた安定の高速巡行に魅力を感じるユーザーは少なくないのではないでしょうか。
最後に一つだけ気になったのは、復路の約200kmで計測した燃費が11km/L弱に留まったこと。主に高速道路での走行で、カタログ数値も16.0km/L(JC08モード)ですので、渋滞やテストをしながらという条件を差し引いてももう少し…、というのが正直な感想でした。
2016年のインプレッサスポーツを皮切りに新型車に採用されるSGP(スバル グローバル プラットフォーム)をベースに開発される新型レヴォーグ。2代目はどんな進化をみせてくれるのか。大いに期待が高まる今回の試乗となりました。
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