マツダ3 セダンに試乗。内外装の質感と乗って気になった点
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一、編集部
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一、編集部
2019年5月24日に発売された「マツダ3」。今回、セダンのガソリンモデル3グレードのうち、パーフォレーション(室内の静粛性が向上する穴明け加工)レザーを装備した上位グレードの「20S L パッケージ」に試乗しました。
ボディーカラーがグレー系でさらにセダンということもあってなのか、パっと見ではおとなしそうな印象を持ちましたが、じっくり眺めてみるとキャラクターラインの少ないマツダの魂動デザインと、リアルな金属感を追求したという「マシーングレープレミアムメタリック」が相まって、塊感のある落ち着いた雰囲気を感じました。
高めに取られたウエストラインの外観から、室内の広さはあまり期待できないかも? と思いきや、乗り込むと前後席ともにヘッドスペースは十分にあり、さらには明るく広い視界が確保されていました。またドアミラーとAピラーの間にあるスペースにより、横断歩道を通過する際の歩行者確認や交差点の右左折時の視認性の高さを感じました。ただし斜め後方の視界は、Cピラー下部が太いためやや難ありです。
レザーのシートはソフトな感触で、腕や足などがクルマに触れる部分や目につく多くの内装パーツにはソフトパッドが使用されています。センターコンソールやドアのスイッチ類、ウインカー、ワイパーレバーは色味とクリック感が統一され、落ち着いたモノトーン基調にまとめられています。メーターは左右にアナログのタコメーターと水温計、燃料計が設置され、中央のベゼルとその両脇のみが液晶のマルチインフォメーションディスプレイとなっていますが、アナログとデジタルメーターで立体感が異なるので、慣れるまで多少の違和感を感じるかもしれません。
走行中の車内はエンジン回転を上げさえしなければ、風切り音やロードノイズが抑えられた静かな移動空間が保たれていました。試乗車にはメーカーセットオプションの「Boseサウンドシステム」が装備されていましたが、センタースピーカーやツイーターからの伸びのある中高音と、トランク下のサブウーファーからの迫力ある低音を楽しむことができます。
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