「BMW R 1250 GS」の可変バルタイがVTEC的なのか乗って試してみた
掲載 更新 carview! 写真:編集部
掲載 更新 carview! 写真:編集部
日本自動車輸入組合(JAIA)主催の2輪車試乗会に参加してきました。試乗するのはもちろんすべて輸入車。その中で気になったモデルをチョイ乗りしたのでレポートします。
BMWは昨年9月17日、新型R 1250 GSとR 1250 RTを発表しました。アドベンチャーカテゴリで中心的存在のBMW GSシリーズ。今回のハイライトはエンジンの進化にあるようです。
新型となった水冷水平対向2気筒のエンジンは排気量を85cc拡大。11PSアップの136PSを発生し、燃費を4%改善しました。そしてこのエンジンの最大のトピックは、BMW2輪としては初搭載となる可変バルブタイミング機構「BMWシフトカム」の採用です。
これは5000回転を境にカムをスライドさせて低速カムと高速カムを切り替える機構で、これにより特に低回転時でのパワー向上を実現しました。低速カム側では燃焼効率を高めるシリンダー内スワールを発生させるため、2つの吸気バルブのカムプロファイルが異なっています。
エンジンを始動させると、新たにサイレントチェーンが採用されたカムチェーンの恩恵か、アイドリング時のメカニカルノイズが静かになっていました。クラッチをミートすると、以前の1200モデルより低速で若干の力強さを感じます。カムの切り替わる5000回転付近の変化をチェックすべくそのあたりの回転数で何度も試して見ましたが、ホンダのハイパワーVTECのようなトルクや音の変化はわかりませんでした。
低回転時のトルク感は高回転まで続き、発進と停止時以外クラッチ操作不要の「ギアシフトアシスタントプロ」を備えたシフトを2、3速とアップすると、気がつくと256kgの車体は法定速度を超えていました(テストコース内)。このBMWシフトカムは今後のBMW2輪モデルにラインナップを広げていく予定とのことです。
カラーディスプレイやコネクティビティ、ダイナミックESAサスペンションやライディングモードのなど最新技術を採用した一方で、価格が少々上がってしまったのが残念ではありますが、余裕のエンジンスペックを手に入れたGSはアドベンチャーカテゴリをさらに盛り上げていく1台と言えそうです。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
マツダ、北京モーターショーで新型電動車2機種を初披露。2024年中に1車種を発売
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身