ドラッグレーサースタイルの新型ハーレーFXDR114は直線番長なのか?
掲載 更新 carview! 写真:ハーレーダビッドソンジャパン
掲載 更新 carview! 写真:ハーレーダビッドソンジャパン
2018年10月18日、2019年のハーレーソフテイルファミリーに新たに追加になったFXDR114に乗りました。日本国内では8月23日に発売となっています。
FXDR114は、ハーレー最長の1735mmのホイールベースと、1868ccのVツインエンジン、リアに幅広な240mmのタイヤを履き、ソフテイルシリーズの中でもマッチョなドラッグレーサーシルエットのデザインとなっています。
ドラッグレーサースタイルのモデルは、コーナリングスピードより直進安定性を重視し、リーンアングルの深さよりも車高や重心高を低くすることを優先して設計されるため、直線番長をイメージするライダーも多いのではないでしょうか。
エンジンは1868cc空冷インジェクションのVツインのミルウォーキーエイト114をFXDR114向けに味付けして搭載しています。3500rpmで160Nmというトルクを発生し、アイドリングで小さな鼓動感を感じるVツインは、直線でアクセルをワイドオープンすると、豊かなトルクとスムーズな回転上昇で車体を加速させていきます。
しかし、新型ハーレーFXDR114の新境地は、力強い直線加速以外に先鋭的なスタイリングやコーナリングにもあるようです。
LED化されている灯火類や、スイングアームマウントのフェンダー、エンジン前方に突き出たエアインテークと2 INTO 1エキゾーストなど、伝統的なモチーフよりも先進的な力強さが演出されています。
また、ソフテイルファミリーは比較的リーンアングルが小さく、直線向きなモデルが多い中、FXDR114はリーンアングルを意識したデザインのマフラーを装備しています。さらにハーレーでは珍しいクリップオンセパレートハンドルやフロント倒立フォークサスペンション、リアにはアルミダイキャストスイングアームを持つモノショックサスペンションを装備し、コーナリングを意識したパッケージになっています。
上半身が前傾姿勢となるセパレートハンドルと、足が前方にセットされるフォワードコントロールは、独特なライディングポジションになるため、初めてこのタイプに乗るライダーは戸惑う人も多いかもしれません。編集Uも走り始めの約100km程度は、ライディングポジションがなかなか決まりませんでした。しかし、距離を走ることにより慣れることができました。低く構える前傾姿勢は、車体をバンクさせていく一連のコーナリングワーク時のスムーズさに寄与していると思います。
新たなソフテイルフレームによって生み出されるコーナリングは、ロングホイールベースや幅広タイヤのクセなどもなく、ツーリングルートのワインディングエリアも楽しめる1台になっていると感じました。
ハーレーの2019年モデルとしてソフテイルファミリーに新たに加わったFXDR114は、直線のみでなく、曲がれるドラッグレーサーとして、新境地を目指しているのではないでしょうか。ハーレーの今後のモデル展開の広がりに期待が持てそうです。
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!
200万円台前半でも走りはシビック級。コスパの鬼「WR-V」の秘密はホイールベースにあった
新型GR86は1.6Lターボ? 謎多きスープラの本性は!? S耐開幕戦からGRの次世代モデルを占う
ホンダのお手頃SUV「WR-V」が絶好調。一番人気は中間グレード「Z」、色はプラチナホワイト
走り特化型の新生「カイエンGTS」発売。パワー増でついに500ps、0-100加速4.4秒へ
ノアヴォクじゃないのが欲しい? トヨタの“隠し玉”キャンプワゴン「クロスバン」の楽し過ぎる中身