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日本限定66台のスペシャルなべスパ、セイジョルニは高いか安いか

唐突ですが、個人的にべスパというと、連想するのは映画やドラマの中のべスパです。「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがべスパに二人乗りしてはしゃぐシーン、「さらば青春の光」でたくさんのライトを付けたモッズ御用達のべスパ、国内ドラマだと「探偵物語」の松田優作(工藤ちゃん!)がハットにスーツでべスパを駆るシーンなど、べスパはある年代以上であれば、バイク好きかどうかに関わらず、共通のイメージの中に存在している稀有な二輪車ではないでしょうか。街中で走っているのは、ほとんど見たことがないのに、多くの人が“知っている”という、強烈な個性を持ったアイコンと言いますか。

さて、今回ご紹介するべスパ セイジョルニ(Sei Giorni)は、1951年にイタリアで開催された国際耐久レース、第26回“Sei Giorni Internazionale”で、レース用に改造されたべスパがゴールドメダルを9つも獲得したことにちなんで名付けられた伝説的モデル、初代「セイジョルニ」のエッセンスを現代に蘇らせたスペシャルモデルとなります。ちなみに、セイジョルニとは、レースの開催期間である“6日間”を意味しているそうです。

この現代のセイジョルニは限定生産となり、全世界で300台、その内日本への割り当ては、66台となります。ベースとなるモデルは「GTS Super 300」で、搭載される278cc 4ストローク水冷単気筒エンジンは、15.8kW(21PS)/7750rpmという、べスパの中で最もパワフルなエンジンを搭載。

ご先祖様となる初代セイジョルニの外観上の特徴であった、フロントフェンダー上に設置された「faro basso(低い灯台)」と呼ばれるヘッドライトも再現され、クラシカルさが逆に新鮮味を感じさせます。

他、金属パイプを露出させたシンプルなハンドルバーや、メーター周りの小ぶりなウインドシールド、ホワイトのパイピングが施されたサドル、車名にちなんだレーシーな“6”のゼッケンなどで外観を差別化し、専用色となる“ヴェルデ マット”を纏います。レッグカバーには限定300台のシリアルナンバーを刻んだ専用プレートが配され、限定車であることをさりげなく主張しています。

乗り味は現代のスクーターですから、昔のべスパのように独特なギアチェンジをする必要はなく、CVTなのでアクセルを捻るだけでぐんぐん加速します。ブレーキも前後ABSが当然のように標準装備。

もちろん、80万円近いプライスタグは決して安いものではありませんが、べスパという特権的存在の“伝説”の一部を所有できると思えば、これはもはやバーゲンプライスなのかもと思えてくるから不思議です。

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