フォード、デトロイトで人気のピックアップとSUVの新型を2台同時に発表
掲載 更新 carview! 写真:フォード・モーター
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デトロイトモーターショーでは好調な米国経済を背景に数々のニューモデルが発表されたが、ここではビッグスリーの一角を占めるフォードが発表した2台のモデルに注目したい。ピックアップトラックの新型「レンジャー」と、マイナーチェンジされたSUV「エッジ」だ。
新型レンジャーは米国で大人気のピックアップトラック市場にフォードが送り込むモデル。このジャンルではフルサイズのフォード「F-150」シリーズが高い人気を誇っているが、より手ごろな価格の中型モデルを求める声に応えたのがミドルサイズのレンジャーとなる。
新型では、迫力が重視されるこのジャンルにふさわしい固まり感のあるデザインを採用する一方、パワートレーンはダウンサイジングされた2.3リッター直4で環境への配慮も抜かりない。もちろんミドルサイズとはいえ、頑強なラダーフレームを用いたシャシーは、F-150シリーズと同じ過酷な耐久テストを経た本格的なものなので、オフロードで使い倒したいユーザーも安心だ。米国では本年後半に販売開始とのことだ。
もう一台は中型SUV「エッジ」のマイナーチェンジモデル。搭載する2リッター直4エコブーストはさらなる高出力化と低燃費化が図られたほか、最新モデルらしくステアリングアシストやアダプティブクルーズコントロールなど運転支援機能が充実している。ドライビングプレジャーを追求した「ST」グレードが設定されたのも大きなニュースだ。
クラス最強の2.7リッターV6は335馬力を誇り、8速ATを介して4輪を駆動。ブレーキやサスペンションも高められた出力に見合うスペックへと強化されている。昨年フォードは全米でのSUVのセールスが過去最高を記録したが、エッジのマイチェンはその余勢を駆ってさらなる一手を打ってきた印象だ。
一昨年、日本から撤退してしまったフォードだが、本国では魅力的なモデルを次々に発表している。いつの日かこうしたモデルが再び日本の路上を走る姿にも期待したい。
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