VWの新たなフラッグシップモデル、新型「アルテオン」が日本上陸を果たす。流麗なファストバックスタイルを採用した同モデルは、セダンの快適性、ステーションワゴンの機能性、クーペのスタイリッシュさを融合させたグランドツーリングカーという性格が与えられている。
搭載するパワートレーンは、2.0TSIエンジン+7速DSG+4MOTION(4WD)のみ。価格は「R-Line 4MOTION」が549万円、安全&快適装備を充実させた「R-Line 4MOTION Advance」が599万円。10月25日のプレスデーから始まる東京モーターショーにも展示される。
新型アルテオンのボディサイズは、全長4865×全幅1875×全高1435mm。これまで日本でのフラッグシップを担ってきたパサートと比べると、80mm長く、45mmワイドで、30mm低い。
2835mmのロングホイールベースを活かした後席&ラゲッジスペースも大きな特徴になる。後席の足元スペースはクラストップレベルのゆとりがあり、通常時563Lから最大1557Lまで広がるラゲッジスペースはワゴンと同等レベルの積載力がある。
スポーティなR-Lineを採用するデザイン面では、水平のフロントグリルバーがそのままLEDヘッドライトと一体となってつながる大胆なフロントマスクが印象的で、デイタイムランニングライトも初採用。また、ホイールアーチの上まで覆うボンネットによって、ワイド感をさらに強調している。
サイドウインドーはフレームレスとし、さらにガラスエリア全体をクロームで縁取ることで、エレガンスさを際立たせている。LEDテールランプには、“流れるウインカー”のダイミックターンインジケーターを採用した。ボディカラーは全6色から選べる。
ブラック基調のインテリアは、ナパレザーのシートトリムや本アルミを用いたデコラティブパネル、ピアノブラックのセンターパネルなどを採用し、フラッグシップに相応しい上質さを追求している。
本国ではFF(2WD)の設定もあるアルテオンだが、日本に導入されるモデルは4MOTION(4WD)のみとなる。搭載する2.0TSIエンジンは最高出力280ps/最大トルク350Nmを発生。ギアボックスは、ゴルフRと共通の湿式7速DSG(デュアルクラッチ)を組み合わせる。
運転支援システムも充実しており、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)や渋滞時追従支援システム、レーンキープ&レーンチェンジアシスト、リヤビューカメラ&パークディスタンスコントロール、前方&後方に対応する自動ブレーキなどを標準装備する。
次のページ>>スペック
ゴルフ8世界初公開。進むデジタル化の一方でコストダウンが目につく部分...
VW新旗艦モデル、アルテオンは見た目や数値からは意外な走行フィールが...
東京モーターショー2019は数字上成功だがもっと楽しいお祭りにしてほし...
新型ゴルフは走行性能やデジタル環境がさらに高まった。装備充実グレー...
フォルクスワーゲン、オフロードレースに向けて開発された「アトラス ク...
フォルクスワーゲン、新型EV「ID. スペースヴィジョン」を発表。SUVとグ...
トヨタRAV4が今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに決定。トヨタは10年ぶ...
BMW 3シリーズが今年のインポートカー・オブ・ザ・イヤーに決定。ダイナ...
メルセデス・マイバッハ初のSUV「GLS 600 4MATIC」が本国で発表。スーパ...