史上最強の911ことGT2 RSがお披露目される。0-100km/h加速は2.8秒

ポルシェ開発陣が「キングコング」と呼ぶ、史上最速の911こと「911 GT2 RS」が英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでワールドプレミアされました。

911ターボSをベースに開発された3.6Lツインターボエンジンには冷却のために新開発されたウォータースプレーを備える大径ツインターボが搭載され、先代GT2 RSより80ps増しの700psの最高出力と50Nm増しの750Nmの最大トルクを発生し、専用チューンされた7速PDKを通して0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は340km/hに達します。

巨大なリアウイングや後輪ステアを備えるとはいえ、駆動方式は硬派な後輪駆動。PSMは専用チューンされ、前265/35ZR20、後325/30ZR21のUHPタイヤとセラミックブレーキのPCCBが標準装着されます。グッドウッドの動画ではポルシェのドライブマイスターことヴァルター・ロールがステアリングを握りお披露目していますが、スタートのホイールスピンや排気音からして迫力があります。

フロントボンネットに加え、Fウイング、ホイールハウスベント、ミラーシェル、リアサイドのインテーク、リアエンドの空力パーツなどはCFRP製。ルーフトップは標準でマグネシウム製となります。排気システムも軽量チタン製となり、車両重量は1470kgと軽量。また、カーボン製のルーフやアンチロールバーやロッド＆アクスル類、マグネシウムホイールなどでさらに30kg軽量化できるヴァイザッハパッケージもOP設定されます。なお、車両価格は未定。