日本版テスラではなくEV界のフェラーリへ。GLMのニューカーは志も値段も高い
掲載 更新 carview! 写真:GLM、編集部
掲載 更新 carview! 写真:GLM、編集部
昨年のパリサロンで世界初公開された「GLM G4」が、ジャパンプレミアの日を迎えた。
「GLM」は京都に本拠を置くEVベンチャーで、「G4」は4人乗りのグランドツーリングたる量産EVスーパーカーだ。現在は2019年の量産化に向けて開発ピッチを上げているところであり、想定価格は4000万円、日本や欧州、香港、中東、中国などグローバルで1000台の販売を目指しているという。
新興EVメーカーという共通項から“日本版テスラ”と呼ばれることも多いGLMだが、目指している将来像は“EV界のフェラーリ”。また、完成車メーカーとしてだけではなく、技術供給メーカーとしてモジュール化したプラットフォームや開発ノウハウを提供し、自動車メーカー以外でもオリジナルなEVを開発できるように後押しするスタンスを取るのもテスラとの大きな違いだ。
現在、GLMが部品の共同開発を進めている企業は、安川電機(モーター・インバーター)やオムロン(車載部品)、リチウムエナジージャパン(電池)、ニチコン(急速充電器)など国内外170社にもおよび、従来の垂直分業型のクルマ作りとは180度異なる水平分業型の開発体制を敷いている。
また、今回の「G4」は日本の優れた技術を世界に広める“テクノロジー・ショーケース”としての意味合いもあるようだ。
2015年にGLMが投入した「トミーカイラZZ(800万円・99台限定)」が言わば世にあるパーツを寄せ集めて完成させたクルマだとしたら、「G4」はほぼゼロの状態から新たに作り上げたクルマだ。部品点数はZZの2倍以上になったという。
G4の開発コンセプトは、「RoadYacht(路上を走るヨット)」。ハサミのように跳ね上がるユニークな前後4枚のドアを採用し、見た目のインパクトと乗り降りのしやすさを両立している。
パワーユニットは、専用開発の高効率&高出力モーターを車両の前後に2機搭載。最高出力540ps/最大トルク1000Nmのパワー&トルクを4WDシステムを介して路面へと伝え、静粛かつ優雅に、それでいて怒涛の加速を見せる。
またトルクベクタリングも採用し、0-100km/h加速は3.7秒、最高速度は250km/h、航続距離はNEDCで400kmを実現するという。とはいえGLMは速さだけに執着するのではなく、官能的な時間をくれるEVスーパーカーとして仕上げていく方針だ。
オフィシャルサイトはこちら(http://www.glm-g4.com/)。年内には試作車での走行テストの模様を見ることができるとのこと。
■GLMが「アビーム セイル ドア」と呼ぶドアはこうやって開く!
※アビーム(Abeam)とは、ヨットが風を受けて最高速を出せる状態のこと
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
845万円のトヨタ「超すごいヤリス」発売! 斬新デザインの反響は? 各100台限定の進化した“GRヤリス”展示も
美しいフレームラインで構成された電アシ「ZORO.」 CYCLE MODE TOKYO 2024/名古屋MCSに出展
【MotoGP】ヤマハで適応道半ばのアレックス・リンス、クアルタラロとは「なにか違うこと」が必要と実感
メルセデスAMG『G63』に改良新型、585馬力ツインターボを電動化
ENEOSなど3社、EVのバッテリー交換ステーションを京都に開設 最短5分で交換
ルノーはベストセラーモデルに新風を吹き込む 新型「クリオ」の全情報とドライビングインプレッション!
伊豆縦貫道「最南端区間」開通で「25分短縮」も!? 全通まで大詰め 河津~下田の「危険な山道」解消から1年「驚きの効果」とは
フォルクスワーゲン・グループ 自動運転、自律走行分野でモービルアイとの協力関係強化により、高レベルな機能へ加速
2月の新車販売ランキングで軽はN-BOXだが登録車はカローラシリーズが1位! まだまだ「潜在顧客」の多いカローラが2024年は勢いを増す予感
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」はどんなモデルに!? コンパクト×カクカクの「本格SUV」登場へ! 待望の「新ランクルシリーズ」とは
ヤマハ「NIKEN GT」 2024年4月21日をもって受注を終了
ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
【EV補助金に激震!】BYDやヒョンデは大幅不利に。国産は姉妹モデルで大差が付くケースも
元祖高級ミニバン日産エルグランドが一部改良! アラウンドビューモニターなど標準装備に
ついに終了が正式予告された現行「GT-R」。次期型の運命は4つのパターンが考えられる!
ソフトトップから春の“そよ風”を フィアット 500Xに150台限定車
スバル ソルテラで550km長距離ドライブ 走りや充電…使って感じたあれやこれ
新型「キックス」に続き「ジューク」の日本導入に期待! 3年以内に電動モデルとして復活も!?
「ヴェゼル」がオフ顔の新グレード追加で「クロストレック」や「WR-V」の競合車になる!
次期「ハイエース」はこれでいいじゃん! 欧州トヨタの「プロエース」シリーズが色々イケてる
超高級ミニバン「レクサス LM」に待望の6人乗り! GW明け発売で予想価格は約1400万円