プジョー新型SUV「3008」を発表。3列7シーターの「5008」も初公開
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
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プジョー・シトロエン・ジャポンは4月10日、昨秋のパリモーターショーでワールドプレミアした新型SUV「3008」の発表会を行った。欧州カー・オブ・ザ・イヤー2017を受賞した3008は、VWティグアンなどが競合となるCセグメントに属するSUV。まずはガソリンモデルのみが導入され、価格は354万円と369万円の2グレードとなる。さらにデビュー記念モデルとして2グレード(アリュール デビューエディション:限定80台、GT ライン デビューエディション:限定180台)が設定されているが、ほぼ完売になっているようだ。
ボディサイズは全長4450(先代比+85)×全幅1840(同+5)×全高1630mm(同-5mm)と先代よりも若干大きくなり、一新されたエクステリアの印象も相まって力強い雰囲気を漂わせる。フロントでは、大型グリルやアンダーガードからヘッドライトの中央まで伸ばされたラインで精悍な表情を構成。サイドのウェストラインは高く保たれ、ワイドなプロテクターが装備されたことにより、先代とは大きく異なるスタイルを得た。
インテリアでは新しいi-Cockpit(アイ・コクピット)の導入がトピック。インストルメントパネルには12.3インチのデジタルディスプレイ、ダッシュボード中央には8インチのタッチスクリーンを配置。その下にはエアコン吹き出し口を挟んでトグルスイッチを横一列に並べて操作性を向上させた。ステアリングホイールの形状は上下ともフラットにすることで、視認性と足元スペースを確保した。
エンジンは、最高出力165ps/最大トルク240Nmを発揮する1.6L ガソリンターボのみの設定。トランスミッションは6速ATが組み合わせられる。180ps/400Nmの2.0L ディーゼルターボは今夏に追加される予定(価格は426万円)で、さらに時期は未定ながらPHVモデルも導入予定だ。
また、FFながらスノー、マッド、サンドのモード選択機能を備え、悪路での走行性能を向上させるアドバンスドグリップコントロールを装備(グレード別)。急な下り坂での操作をサポートする「ヒルディセントコントロール」も新たに追加されている。
運転支援技術も充実し、5~140km/hの範囲で作動して80km/h以下では停止車両を、60km/h以下では歩行者も検知して追突・衝突被害を軽減するアクティブセーフティブレーキ、斜め後方の車両を検知して警告するアクティブブラインドスポットモニター、ふらつきを検知して居眠り防止の警告を発するドライバーアテンションアラートのほか、レーンキープアシスト、インテリジェントハイビーム、フロント&バックソナー、スピードリミットインフォメーションなどが標準で装備される。
・3008 アリュール=354万円
・3008 アリュール LEDパッケージ=369万円
・3008 アリュール デビューエディション=398万円(限定80台)
・3008 GTライン デビューエディション=400万円(限定180台)
・3008 GT BlueHDi=426万円(8月導入予定)
発表会ではパワートレイン、基本技術を3008と共有する3列7シーターのSUV「5008」も展示された。ホイールベースを3008よりも165mm長い2840mmに延長し、3座独立で15cmの前後スライドが可能な2列目シートや、フラットな荷室などによってユーティリティ性能を向上させている。全長は3008より190mm長い4640mmとなっている。
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