ヴァンキッシュザガート日本上陸、ヴァンテージGT8も発売
掲載 更新 carview! 写真:編集部
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アストンマーティンは8月2日、「ヴァンキッシュ ザガート(Vanquish Zagato)」と「ヴァンテージ GT8(Vantage GT8)」を日本で発表した。ヴァンキッシュ ザガートは世界99台の限定モデルで8510万円、ヴァンテージ GT8は150台の限定モデルでMTが2770万円、ロボタイズドMTのスポーツシフトが2827万2400円。
今年5月にイタリアで開催された「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で発表された、カロッツェリア・ザガートとのコラボレーションモデル「ヴァンキッシュ ザガート コンセプト」を市販化したモデルで、世界99台限定、日本では2台が成約済みという。ザガートとのコラボレーションモデルとしては1960年代の「DB4 GT ザガート」から数えて5代目となる。
ワンピースで製作されるカーボンファイバー製のボディパネル、円形テールライト・リフレクター、「アストンマーティン ヴァルカン」譲りのLED“ブレード”テクノロジーや、「One-77」譲りのウイング・ミラー、リトラクタブル・スポイラーなど、アストンならではの意匠を数多く採用。50年代から続くザガートのアイコン的なダブル・バブル形状のルーフも見どころだ。インテリアはシート表皮やドアトリムにあしらわれた「Z」パターン・キルトが特徴的。ダッシュボードはヘリンボーン・カーボンファイバーとダークアルマイトを組み合わせている。
ベースとなった「V12ヴァンキッシュ」に比べ、6.0L V12エンジンは32ps増しの600psを発生、0-100km/h加速は0.3秒速い3.5秒をマーク。サスペンションなども専用セットアップが施される。納車は2017年の第1四半期に開始される予定だ。
「ヴァンテージ GT8」はFIA世界耐久選手権(WEC)のGTEカテゴリーに参戦するレースカー「ヴァンテージ V8 GTE」にインスパイアされたV8ヴァンテージ史上最強モデルで、150台が限定生産される。
サーキット向けにチューニングされたシャシーには、空力チューニングが高められたカーボン製ワイドボディが載る。4.7L V8エンジンは「V8 ヴァンテージ N430」を10ps上回る446psを発生し、6速MTか、パドル式ロボタイズドMTのスポーツシフトIIを選択することができる。
ワイド化されたボディには、フロント・スプリッター、前後バンパー、フェンダー、サイドシル、リア・ディフューザーに軽量なカーボンパーツを装着。前後ホイールアーチのカットアウェイ処理などが目を引くポイントだ。大型リアウイングとフロント・スプリッター・コーナーエレメントのエアロパックもオプションだ。
センターロックホイールや、軽量オプションとしてカーボンファイバー・ルーフ、ポリカーボネート・リア・ウインドスクリーン/リア・サイド・ウインドウ、センター出しチタン・エキゾースト・システムなども設定される。標準装備のカーボンファイバー・スポーツシートやカーボンファイバー・ドアパネルと相まって、最大で100kgの軽量化が可能だ。デリバリーは2016年の第4四半期を予定。
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